2012-01-01から1年間の記事一覧

アウトレットという矛盾。

日曜日は友人の車に乗せてもらって栃木方面へドライブ。さんざん出張で行っているにもかかわらず食べたことのなかった宇都宮餃子や、落ち着きのある小さな町の風情を楽しんだ。そして東北道で栃木方面にドライブに行くとなると寄りたくなるのが佐野のアウト…

瀧本哲史 特別授業@東大。〜Von Voyage!!〜

京都大学准教授の瀧本氏が新刊出版を記念して東京で特別授業を行うということで、参加してきた。講演やシンポジウム的なものに参加するのは久しぶり。ついでに言うと実は東京大学の構内に入るのは初めて。御茶の水駅からの道のりは蒸し暑さを感じたが、構内…

ひと区切り、を前にして。

月曜日は金沢・富山、きょう木曜日は名古屋に出張。富山では、昨年退職して家業を継いだ先輩に会いに行った。もともと続けていた家業だけでなく、いろいろと新しい事業に手を出している。多角的経営の様子はさながら、20世紀初頭から私鉄が手がけた経営を思…

乗鞍天空マラソン その2

(前回の続き) スタートからちょうど3時間、途中から先行していたI氏とK氏とほぼ1〜2分差で山頂折り返しに到着。おにぎりと煮物も用意されている。2,3分休んで下りに出発。ただ重力に逆らって足を運ぶだけなのだが、登りで既に足がかなりパンパンになってい…

乗鞍天空マラソン その1

15年ぶりに乗鞍に行ってきた。15年前と同じピーポロ乗鞍に泊まった。新館が増築されていたものの、当時30歳くらいだった僕と名前が同じ若旦那は、変わらぬ優しい顔で旅館を仕切っており、暖炉や露天風呂も昔のままであった。以前と変わらない大広間で食事を…

偏差値と再稼動反対デモ。

高速バスで信州に向かっている。薄く雲がかかっているが、太陽の光がこのバスにも届いている。これから中学校時代の修学旅行先である乗鞍に行く。修学旅行文集がガイドブック代わりなのだ。★★★昨夜22時前の首相官邸(溜池山王側)はひっそりと沈みかえっていた…

只見線の記憶。

郡山と会津若松に出張。低気圧の影響で、朝玄関を出た時点では絶望的な土砂降りに見舞われ、靴下に浸水、背中もずぶ濡れになり非常に気持ちの悪いスタートだったが、那須塩原を過ぎるころにはカラッとした日差しに包まれて、終わってみれば気持ちのいい初夏…

昼の顔。

昨日はオフィスを出て5秒で傘が死亡し、バスもろくに動いておらず、断続的に突風が吹くなか無謀にも自転車で帰宅。自宅まであと数百メートルというところで一段と風が強くなり、数分間前に進むことができなかった。八ヶ岳の稜線に出た時にも経験したことのな…

強さの評価軸。

一連のオウム事件の指名手配犯が捕まって、改めてオウム真理教の存在について光をあてる番組を見た。オウム真理教の勢力拡大は、バブル経済へのアンチテーゼとして語られることが多い。オウム真理教に入信した人たちは少なからず、世間を覆うバブルの空気、…

セカンドキャリア。

TBSがもう8年くらい続けている『プロ野球戦力外通告〜クビを宣告された男達〜』の特別版が放送されていた。この番組はもともと年末の深夜にひっそりと放送されていたのだが、最近はより早い時間帯に放映されるようになり、番宣もみられるようになった。そし…

ギリシャ再選挙。

今週末はギリシャの再選挙。公務員リストラや年金削減といった緊縮策は行わず、ユーロ圏には残留したい、というともすれば支離滅裂な主張を掲げるSyrizaこと急進左派連合が第一党の立場に躍り出るか、緊縮策を掲げるNDこと新民主主義党が第一党の地位を守る…

マルチの本質。

今週前半、ある有名なフリーランスのライターがアムウェイにかかわっていたことが発覚して、久しぶりにマルチ商法なんてものを思い出した。そして、このエントリを読んだ。↓http://d.hatena.ne.jp/sunomononano/20090315読んで時間が経ってからも心に残った…

同調圧力と閾値。

週末は結局2日ともざっと雨が降った。この季節になると、道ばたのいたるところに、たくさんの紫陽花が咲いていることに気付く。水分をたっぷりと含んで咲く紫陽花は、花のなかでも一番美しいのではないかと思う。入梅したものの、それほど気温が上がってこな…

欲求と付き合う。

この歳になって、いやこの歳になったからこそ、人間はそうやすやすと変われるものでもないし、自分の欲求にしたがってしか生きることのできない生物なのだな、と思う。欲求には、おカネがほしい、みんなから尊敬されたい、女性に囲まれていたい、○○の分野に…

為末大の引退に寄せて。

昨日の日本選手権が為末大の引退レースになった。1台目から転倒。しかし為末は意を決したように起き上がって、残りの9台のハードルを飛び越えてゴールを駆け抜けた。無心だったのだろうと、僕は思っている。僕がまだ大学生だった頃から、彼のブログを読ん…

オーラルケア。

2月頃から定期的に歯科に通っている。実に6年半ぶりである。4年くらい前に山梨に旅行に行って農園で桃にかぶりついた時に出血した時から、これは診てもらわないといけないなと思いつつ、なぜこんなに間が空いたのかというと、前回歯科に通っていたときに…

今の仕事が長く続いている理由。

今月末で、転職して丸5年になる。今の会社に入ったときは5年後なんて全く想像はつかなかったし、さらに次のステップに行っているのではないだろうかなんて考えていた。いつの間にか5年経っていた、というのが正直な気持ちだ。5年近くを今の会社で過ごし…

寝る子は育つ。

関西出張に行ってきた。実家はどうやら改装するようで、足場が組まれていた。とうとう自分の部屋もなくなるようだ。前々から帰省のたびに少しずつモノを片付けてはいたのだが、今回帰ってみるとさらに部屋がすっきりしていた。親が勝手に片付けていたようだ…

王位戦挑戦者決定戦。

渡辺明竜王・王座と藤井猛九段が闘ったきのうの王位戦挑戦者決定戦は、166手までで後手の藤井九段が勝ち、羽生王位への挑戦者に名乗りを挙げた。この大一番、藤井九段は序盤から、10年以上前に一世を風靡した伝家の宝刀、藤井システムを採用した。積極的に仕…

分断された世界と不寛容な僕ら。

生活保護制度が話題になっている。僕は金融の世界の片隅で敗戦処理のような仕事をしているが、日々接する人たちで、現在生活保護を受けているという人には出会ったことがない。そもそもビジネスを興して借入を行うような人は、例えそのビジネスに失敗して困…

交流戦。

QVCマリンスタジアムで野球観戦。2階席の一部を除いてたっぷり埋まったスタンドは壮観なもの。ぎっしり詰まったライトスタンドからの声援の渦のなかに身をうずめれば身体が痺れる。1回表、ジャイアンツの1番打者である長野選手がゆっくりと打席に入ると、ラ…

Life goes on.

朝から栃木県益子町に出張。地方都市もいろんなところに行っているけれど、益子町はそのなかでも相当な田舎である。山は見当たらずただただ平原が広がっており、そこに集落が点在している。昼どき、町の中心部は時が止まったように静かで、時折走り去る車の…

クレームと優しさ。細菌と白血球。

ごくたまに、お客さんからのクレームを受けることがある。街角でも、いわゆるクレーマーと呼ばれる人の姿を見る。自分自身がクレームを受けるときは、当事者としてひたすら話を聞くことに徹すべく努力をしている(つもりではある)のであまりなんとも思わない…

日(空)と食。

武蔵小杉駅で金環日食を見た。日食グラスを通した視界の暗闇のなかに、金色のリングが浮かび上がった。そして数分の後に、リングから細い三日月に移った。心なしか風がひんやりとして、世界が少し暗くなったように思えた。金環日食を見れた、という気持ちも…

陣馬山登山。

陣馬山から裏高尾へ縦走。雲ひとつない快晴。高尾駅からバスで和田峠に向かう道を進む。途中で夕焼け小焼けというバス停を通る。日本全国で夕方に流れるかの童謡の発祥の地だとか。というわけで八王子駅の発車メロディも「夕焼小焼」の歌が使われているのだ…

陽炎。

名古屋駅から、近鉄名古屋線の急行でひと駅、近鉄蟹江駅に降り立つ。ひと昔前にタイムスリップしたような古ぼけた駅前から村営バスに乗って、愛知県飛島村というところにいく。村と言っても名古屋市に隣接する工業地帯である。もともとなにもなかった湿地帯…

主のいなくなった邸宅と、木嶋佳苗のこと。

売却を進めている物件の内見に立ち会った。普段は不動産仲介業者さんに完全にお願いしてしまうのだが、思うところがあって自分自身も見に行った。東京山手線内の閑静な住宅地である。もちろん普通のサラリーマンが一戸建てを買えるエリアではない。昼下がり…

日記らしい日記。

いつも6時台には目が覚めるのだが、久しぶりに一週間まるまる働いてそれなりに疲れたのか、土曜日の朝は起きあがれなかった。二度寝をして、9時半に起きる。ひんやりとした空気。昨夜脱ぎ捨てたジャージが床に落ちている。バスタブにお湯を張る。湯船に浸か…

温泉旅館。

伊豆箱根方面の温泉地へ出張。湯河原と伊豆長岡という渋めなコンビ。きょうの首都圏は強い風雨や雹が降ったり、横浜駅が水没したりと散々な天候だったようだが、伊豆あたりは雨がざっと降ったくらいで済んだ。その代わりに、帰路でしっかり余波を受け、予定…

緑の党。

大学時代の途中から、学内での環境サークルに入っていたことがある。もともと環境問題への意識が強いというわけではないのだけど、合宿に行ったり、イベントのお手伝いをしたり、他大学の環境サークルの人とつながったことは楽しかった。何よりも個性的ない…