2019-01-01から1年間の記事一覧

心の火。

2019年もきょうで終わり。個人的には、職場を変わったというイベントはあったものの、それを考慮しても去年と今年であまり変わったことはなかった1年だった。なにせ、仕事内容自体があまり変わらなかったのである。もちろん、自分自身を取り巻く環境は変わっ…

断熱。

実家へ。毎年2週間以上はゆうに過ごしているので、住み慣れたといえばそうなのだが、今回はことさら冷えを感じる。まだまだ新築気分なのだが、もう築20年を超えているのである。断熱はほとんどあってないレベルだ。もともと日本家屋はエアコンを使わずに高温…

お寺。

きょうから冬休み。そして初日は仕事の知り合いの方の紹介で、とある地方の名刹へ。住職の方に直々に案内してもらうという得難い体験であった。柔らかい冬晴れの日差しのもと、広い境内を案内してもらう。寺社は本来ならば年が明けてから出向くものだが、も…

顔。

前も言ったような気もするが、顔つきには人生がにじみ出てくるものである。最近またそんなことをしみじみと思う。何気なく積み重ねた行動のひとつひとつ、感情のひとつひとつが自分の顔ににじみ出てくる。気難しい顔つきになってしまった人が無理に笑顔を作…

アル中。

転職してよかったことは?と聞かれて、もちろん正しい答えを述べるべきなのだけど、個人的にはオフィスに消毒用アルコールが常備されているのが良い。毎日手指をアルコール消毒をしている話は2年前くらいも書いた(あの頃にはじめた)のだけど、いまも継続し…

幸せな時間。

クリスマスがきた。世の中には、今年の大量放火殺人犯のように「生まれてこのかた人に優しくしてもらったことなどなかった」という哀しい境遇にある人生を過ごしてきた人もいるけれども、たいていの人には、それぞれ幼少期から今に至るまでのどこかで「幸せ…

引き出し。

先日も書いた通り引き続きアクティビティは活発なのだが、いまいちそれが結果に結びついていないな、と思うことがある。僕からみて頭が良いなと思う人は、より少ない活動量で、もっといえば、ひとつの体験事象や報道、公表資料などからいろんなインサイトを…

うたた寝。

久しぶりに日付を越える前後までのお酒の席になった。ほろ酔いで帰りの電車に乗り込む。このところ睡眠不足でもあるのでもう眠りこんでしまいそうである。果たして、1年半ぶり2回目、くらいで乗り過ごしてしまう。はっと目覚めて、逆方向の電車がもうないの…

考え抜く。

もうすぐ仕事納めになる。今年は12年ぶりの転職もあって、大きく環境の変わった1年になった。振り返ってみると、多少は苦労した部分もあったが、おおむね良い1年だったと思うし、環境を変えたことも正解だったと胸を張って言える。転職するにあたっては、か…

与論島。

もうおじいちゃんのようにここ8年くらい欠かさずに見ているのだけど、先週のこころ旅は本当に良かった。30代で離島に惹かれるようになるなんて、この先が思いやられるが、好きになっちゃったもんはしょうがない。近いうちに与論島に行きたいなあという思いが…

忘年そして望年。

忘年会の季節である。今年もありがたいことに何人かにお誘いいただいて楽しい会を囲むことができている。毎年必ず一席を設けさせてもらう人もいれば、その年特別にお世話になった人に声をかけたりということもある。社会人生活は終わりが見えないくらいに長…

個人の時代。

会社組織を出て個人で社会と対峙する人がにわかに増えている。確立された個人ブランドはもはや、中堅企業を超えた存在感を示すようになっている。YouTuberしかり、こんまりしかり。ネットの世界の覇者はほぼGAFA、そして中国のBATHが盤石なプラットフォーム…

紫のネクタイ。

昔からの友人と会う。彼もしっかりと持ち場で頑張り続けている人なので、話をしていて自分も背筋が伸びる。組織での出世を目指すことだけが仕事のモチベーション、という時代でもなくなったけれども、マネジメントの醍醐味を体感したい、という思いがある限…

地獄の黙示録。

これまでに何度も「氷河期世代」の人たちの話をしている。ちょうど僕からすればすぐ上の世代になるので、いろいろと人生観などを説かれる機会も多いのだ。そして、激しい競争や厳しい環境を勝ち抜いてきた人が多くて(勝ち抜けずに臥薪嘗胆な人はもっと多い…

完走。

「いだてん」最終回まで完走である。戦国や明治維新ものとは違って、主人公の死がラストでもないので、本当に大円団という気持ちで壮快である。最終回は前半部分でオリンピックの模様を展開して、一気にボルテージを上げてそのままフィナーレになだれ込むか…

パンク。

東京のオフィスにいる日はまあまあ密度濃く、それこそ朝早く出たりギリギリまで残ったり、休むと決まっている日を振替にして土日に出てきたりして仕事をさばいているのだが、それでもなかなか終わらない状況になってきた。まだ僕は、やりきれない分はできな…

牛焼肉弁当。

いまとなっては分裂してしまい、住んでいる周りではほとんど見ることもなくなったほっかほっか亭のお弁当を久しぶりに食べた。黄土色の容器も昔と変わっていない。土曜のお昼など、母親が食事を作りたくないとき、外から帰ってきてごはんを作る時間がないと…

12月13日。

12月13日、1年で1番忘年会が催されるんじゃないかという夜、ヒコーキで空を飛んでいる。今回は仕事でも旅行でもほとんど行ったことのないエリアへ。明確な成果があげられたわけではないけれども、初回としては首尾は上々、そしてまた好きな地方が増えたこと…

動機付け。

ここ10年、いやもっと長い間か、振り返ってみれば、「コツコツ頑張る」とか「淡々と積み上げる」などとよく言っているのだけど、それはいつも仕事やそれに関連する情報収集のことであって、自己研鑽のためになんらか体系だった勉強をすることはとんとしなく…

昂る。

ここのところは毎晩すっと寝ていたのだが、昨夜はいったん考えごとをし始めると交感神経が働き続けて、なかなか眠りにおちることができなかった。こうなると翌日昼間にどこかで軽く仮眠を取らないとダメになってしまう。ただ、夜中にぐるぐるとものごとを突…

鑑真号。

知人から鑑真号の話を聞いた。昔、バックパッカーをしていた頃、ついぞ乗れなかった中国行きの船である。いまも変わらず、新鑑真号として大阪と上海を結んでいる。2000年代の前半はまだバックパッカー旅行がぎりぎり、深夜特急や小田実の影響を帯びていた時…

奈良の朝。

奈良に泊まる。おそらく初めてのことである。大阪で飲んだあとにJRでとことこと移動する。静かな車内では、酔客のいびきがことさら大きく響く。ずいぶんと長く乗らされていたような余韻を残して深夜の駅に降りたつと、駅前の広場が見違えるように綺麗になっ…

賀状書き。

今年もまた、年賀状を書く。毎年少しずつ枚数は減らしているけれども、欠かさずこのルーティンは続けている。年賀状を一通り書いて投函の準備が整うと、肩の荷がふっと降りて、ああ今年も年の瀬が近づいてきたな、という気分にもなる。お世話になった人には…

働きマンの10年後。

書斎の本棚で長らく読んでいなかった本を探していると、これまた長らく開いていない「働きマン」という漫画を見つけた。既刊4巻が全て揃っている。もう10年以上休載になっている。ぱっと開いてみると、主人公を含めて尖った感じのキャラが多い。2004年から20…

恋愛工学の終わり。

よく、「女遊びは男の勲章」だとか「何人とヤッたかを競う」だとか言ってるような人が、ぼくの少し上の世代には多かった(同世代にも多少はいる、下の世代になるとほぼ絶滅危惧種)けれども、いよいよもってその価値観が前時代の遺物になり、完全にダサいと…

北の港町。

新潟へ。この日記でも過去たびたび新潟に出張に行ったことを記しているので、記憶よりもたくさん当地には行っているのだろう。今回は2年ぶりになる。2年前もこの季節、さらにその前の年にもこの季節に足を踏み入れている。その時々に思い出があり、逡巡した…

GLAYとあなた。

#衝撃を受けたGLAYの歌詞 というハッシュタグがTwitterで流れてきたので、なんだろう、とふと考えてみた。特定の歌詞というよりは、彼は、パートナーのことをいつも「あなた」と呼んでいるのがやっぱり特徴的だ(衝撃、とは違うが、、)。この、女性に敬意を…

儀礼。

「年末のごあいさつ」だとか「忘年会」などの会合は、ここ数年減らしている。もちろん本当に親しい人と1年をねぎらい振り返る意味で会ったり、気のおけない人たちとどんちゃん騒ぎをすることには意義があると思うし、なかなか会えていない人に会うためのいい…

親と子。

休みの日は子どもの勉強をみている。ベネッセのこどもちゃれんじを取っていて、毎月送られてくるキッズワークをこなしている。これがけっこうに分量があり、少しでも気を抜いていると遅れてしまうのだ。息子は10月くらいまではひらがなの読みがかなり怪しか…

大人物。

中曽根元首相が亡くなられ、改めて昭和史に思いを巡らせる機会となった。思えば戦後の歴代総理は、ずっと戦後処理と向き合ってきたのである。21世紀に入ってからはその色合いもだんだん薄くなってきたが、いよいよ第二次安倍政権に至って、戦後レジームから…