オーラルケア。

2月頃から定期的に歯科に通っている。実に6年半ぶりである。4年くらい前に山梨に旅行に行って農園で桃にかぶりついた時に出血した時から、これは診てもらわないといけないなと思いつつ、なぜこんなに間が空いたのかというと、前回歯科に通っていたときに受けた歯周ポケットの検査の感覚がどうしても嫌で、なかなか足が向かなかったのだ。案の定歯肉の状態はかなり悪く、歯医者さんからするとやりがいのある患者だろう。今年いっぱいは通わなければならないだろうと思っている。

きのうは先月行ってから少し間が空いて4週間ぶりに行ったのだが、今までになかった虫歯が新たにできており、全体的に歯の状態が悪化していると言われた。心当たりはないですかと言われ、あぁそういえば今まで仕事中にお茶を飲んでいたのをジュースに変えたな、と思い出した。効果はてきめんだ。もともと僕は普通の人よりも甘い飲み物が好きで、特に乳酸菌飲料が好きで、以前は毎日のように飲んでいたのだ。明らかに歯には負担をかけていたのだと思う。今までの酷使に想いを馳せて、申し訳ない気持ちになった。麻酔をかけて、かなり深いところまで念入りにクリーニングしてもらう。

汚い話になるが、口内環境が良くないと口臭もひどくなる。喫煙と飲酒という口臭の二大要因をほとんど嗜むことがないにもかかわらず僕の口臭はひどい。しかしながら身近な人の感想によると、歯科に通い出して以前より念入りにブラッシングをするようになったことで少しは改善したようだ(とはいえまだまだひどいのだが。。)。外食やコンビニでの食事が減ったこともプラスの要因かもしれない。

人間以外のさまざまな動物達がそうであるように、「匂い」は人との相性を形づくる大きな要因だと思う。歯肉のなかを流れている血液の状態の悪さが口臭の原因となる、と歯科の先生に言われた。人間もまた血液どうしを掛け合わせて子孫を作る動物であるから、「匂い」の相性はすなわち血の相性になるのではないか。もとより、「匂い」が許容できなければ生殖活動すら難しいだろうし。

もう少し先の話になるだろうけど、子どもをつくる場面において、男親が遺伝子レベルで子どもに影響を与えてやれるのは、精子を造って卵子に排出するその瞬間まで、ということだ。だとすると、少しは自分の心身の状態に注意を払ってやらなければなぁ、というのは考えすぎにしても、とりあえず口の中くらいは綺麗にしておかないと、子どもを作るところにすら至らない(=嫁に嫌われる)のだ。