2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

また会う日まで。

秋の京都へ。紅葉にはまだ早いものの空気が気持ち良い。行き帰りの新幹線から見える空もずいぶん高くなってきた。朝の駅の待合室には早くも暖房が入れられていた。★★★長い間公私にわたってお世話になってきた先輩が、関東を離れることになるということで送別…

与える人、与えられる人。

長年慣れた環境から、新しい環境に移って仕事をしているせいか、寝ても寝てもなかなか眠気が取れなかったので、思い切って外で昼寝をしようと等々力緑地に行ってみた。ランチを摂ってから芝生にアルミシートを敷いて寝転ぶ。秋らしい冷たい空気の曇り空だっ…

「書く」ことが好きということ、戦略的撤退について。

無人島に独りで取り残されて、どうしようもない時になにをするだろうかと考えてみた。僕は文章を書くのだと思う。それがたとえ誰にも読まれることがなかったとしても。感じていることを文章にすることで、自分の心を落ち着かせる(それは仮初めの落ち着きで…

にんげん。

バタバタと月曜日の午前中の打合せを終えて、コンビニでおにぎりだけを買い込んで新幹線に飛び乗る。早出しなければ新幹線にも間に合わなかったはずだ。新幹線に乗って景色を見なくなったのはいつからだろうか。ルーティンのニュース記事をチェックして、夕…

家族のかたち。

弟が結婚することは半年前から聞いていた。一度一緒に食事をしたことがあったが、この週末に久しぶりに会うことになった。僕の結婚式2次会には来ていたのだが、実質的には会うのは2度目になる。くりくりとした目が印象的な、弟と雰囲気の似ている落ち着いた…

結婚の、その前のこと。

秋が深まりつつあるなか2日間の関西出張が終了。どうやらこれからはほぼ毎週関西に行くことになりそうだ。きょうはあいにく雨が降ったが、今の時期はスーツで歩いていても気持ちいい気候である。日本に四季があってよかったと思う。★★★最近、昔からの友人が…

余生。

大学生の頃、教員免許を取得するために、介護等体験という集中科目を受ける必要があった。正確には受ける、ではなく名称のごとく施設に体験に行くのである。約一週間、僕の場合はデイサービスの施設でお世話になった。つくば市の東のはずれにある施設なので…

孤独感の時代。

大学生の頃、もしくは東京に出たての頃、なにも予定がない休みの日に夕方近くまでベッドに沈み込んでいると、世界が遠く離れていくような感覚に陥った。クルマに乗っていて事故を起こした時、財布を落とした時、世界が自分と切り離されて遠のいていく感覚が…

生存戦略。

九月末からなかなか忙しい状態が続いていて、「忙しい」の文字通り心を落ち着けてゆっくりものごとを考える時間がない。正確に言えば仕事関連で考える時間は多いのだが、ここもとの仕事と直接関係のないことに対して深く掘り下げて考える時間がない。そうい…

丹沢登山。

趣味欄に登山と書くわりに、実際には3ヶ月に一回くらいしか登りに行けておらず、体力の低下もあいまって恥ずかしい限りなのだが、この週末は丹沢に行ってきた。手軽に登ることのできる山は秩父にも奥多摩にもたくさんあるのだが、日帰りで山々を縦走するダイ…

this year is beginng for the future.

日頃はモニター越しに応援することが多くとも、最終戦だけはこの目で見届けたい。あれだけ暑い夏が続いたことが嘘のように、時間が遅くなるにつれてどんどん風が冷たくなるQVCマリンフィールド。2010年から3年間にわたってチームを率いた西村徳文監督の最…

見てはならぬもの。

この間採りあげた「旅行人」で、以前一風変わった記事を書くライターがいた。記事はどれも途上国の貧困がにじむシーンを切り取ったルポタージュに仕上がっており、フィクションかと見まがうかのような生々しい描写が妙に印象に残った。旅行の雑記というより…

500日。

港区役所に婚姻届を提出してから、いつの間にか節目の日が過ぎていた。できる限り前向きに生きていきたいものだけれども、現実は日々浮かない顔をしていることのほうが多い。新しい仕事のことと将来への漠然とした不安を思い起こしては憂鬱な気分になったり…

とき。

この1週間は忙しく過ごしている。いろんなことがどんどん頭に入ってきて、消化不良を起こさず吸収するのに精一杯になると、自らアウトプットする余裕がなくなってくることに改めて気付いた。これまでの仕事の引継ぎにしても、これからの仕事の受け入れにして…

インセンティブのかたち。

不謹慎だと自分でも思うが、台風がやってくるとワクワクする。すすめられたものではないが、ガランとした電車に乗ったり、スーパーに買い物に行ったりして非日常を感じたりすると心が騒ぐし、はたまた家で風が巻き起こす音を聞きながら静かに佇んでいるのも…