2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

寸前。

年末年始はきまって快晴の日が続いている記憶がある。空気は冷えているが降り注ぐ日差しは暖かくそして柔らかい。穏やかに新年がやってくる。★★★此花の町を歩く。大阪の中心部の街並みが新しくなろうとも、その周縁の風景は昭和の終わり頃から全く変わらない…

埋めがたい、あまりにも埋めがたい。

12月はいろいろな政治の動きがあった。特定秘密保護法案の成立、普天間からの基地移設を前提とした辺野古移転承認、南スーダンでのPKO活動における韓国軍への弾薬提供、そして首相の靖国参拝。テレビや新聞やWebの報道も、人々の考え方も、両極に傾いている…

ながさわたかひろ展。

クリスマスムード真っ只中のある日、神楽坂のアトリエに行ってきた。ながさわたかひろさんの『プロ野球ぬりえ2013〜新たなる希望』という個展である。この人のことは、NumberWebの村瀬秀信さんの記事で知った。もとはイーグルス、2010年からはスワローズの選…

9年目の仕事納め。

やっとひと息つけるかと思った最終週も、それなりにいろいろとあったのだが、これでようやく今年の仕事納めとなった。今年一年は労働量はそれほど多くはなかったものの、これまでで最も質の濃い一年だったと思う。例年12月はブログを休んでいることが多いの…

どうぶつしょうぎ。

どうぶつしょうぎで初めて遊んでみた。駒の種類が4つしかないので非常にシンプルである。将棋のルールを知っているならば一局指してみただけである程度コツが掴めるだろうし、将棋を指せなくとも覚えるのにそう時間はかからないだろう。うまく先を読んで指せ…

メディアと老害について。

「老害」という言葉はどうかと思う。そもそも「老」=「害」と結びつけること自体がステレオタイプな考えで、一種の老害のようなものなのではないかと思う。老害と呼ばれることそのものは、「自身の経験や思い込みによる(結果的に)誤った判断を他者に強い…

そろそろ...?

今夜はわが家を離れてちょっと遠くへ。のんびりと時間が流れていて身体がほぐれていく。昨夜ひどかった首の痛みもだいぶ良くなってきた。何度かお風呂に入り、マレーシアで買ったホットアイピローを首すじに当てて過ごした効果が出てきた。しかしながら首が…

インドめし。

ようやく12月3週目も終わり。月曜からきょうまでは全くブログを書く時間がなかった。進めている仕事が最後の最後まで先が見えなかったが、昨夜ようやく目処がついた、と思ったら、きょうになって重い荷物を持ったところ首を痛めてしまった。なんとも疲労困憊…

キャリアのこと。

最近たて続けに4人ほど昔の同僚に会った。みな新しく移った会社で悩みながらもそれなりに楽しくやっているようだ。その姿をみていると、結局どこに行っても同じなのだろうな、と思えてくる。よほど今の居場所がいづらい状況に追い込まれているなどといった特…

輪廻。

いよいよ12月も折り返し。早くひと息つきたいのだがまだ大きな仕事が終わっていないのでじれったい。★★★僕らはとにもかくにも1年12ヶ月というリズムに振り回されて生きている。一年の計は元旦にあり、と言うのはともかく、年末となると忘年会や同窓会が立て…

クリスマス失恋の記憶。

今も大して治っていないとは思うが、昔の僕は変に見栄っ張りなところがあり、独りでクリスマスを過ごすことが絶えられなかった。生涯で6回くらい告白をしたことがあるがそのうちの3回は11月から12月にかけて。明らかにクリスマスを一緒に過ごしたい、という…

カニさんぽ。

久しぶりに体重を計ってみたらあらあら、、な数字が弾きだされて、近所をウォーキングするようになった。マラソン以来足の爪を怪我していたこともあり、通勤の自転車以外ほとんど運動していなかったのだ。わが家の西側には台地が広がっている。標高差は50メ…

『流星ひとつ』

流星ひとつ作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る藤圭子28歳、沢木耕太郎31歳。 わが家の夫婦と全く同じ歳の男女が、ホテルニューオータニのバーで心ゆくまで語ったさまが、全編会…

自転車少年。

大学受験、センター試験が終わった後の2月の前半あたりだったろうか。煮詰まり感を感じていた僕は、突如として自転車に乗って家を飛び出した。淀川の河口近くにある実家を出て、河川敷をひたすら遡り、京都府との府境まで着いたところで満足して引き返した。…

あの法案と野党の存在意義について。

特定秘密保護法案が可決となった。この数日はメディアの報道も加熱していただけに、可決は間違いないとしても最後の落とし所はどうやるのかな、というところには興味を持っていたが、案外すんなりと可決した。引き延ばしたとしても泥沼化するだけなので、こ…

震災のあとに。

月曜に出社してそのまま泊まりの出張に出ることになったので、着の身着のままで過ごす。とは言ってもワイシャツや下着はユニクロですぐに調達できるので便利だ。iPhoneの予備バッテリーがないのは少々痛いが。温暖な瀬戸内においても、すっかり紅葉が進んで…

『阪急電車』

アズキ色の阪急電車は、他の電車とはちょっと違う。角に丸みのある車体、落ち着いた緑色のシート、心躍るようなホームの接近メロディ。宝塚と西宮の街は、阪急電鉄によって造られたと言っても過言ではない。宝塚歌劇団は電鉄の直轄事業であるし、西宮にはか…

『萌の朱雀』

好きな映画監督はと聞かれると、河瀬直美と答える。代表作を数年以上見ていなかったように思えて、この週末に久しぶりに見なおしてみた。★★★オープニングの木々のざわめくシーンが、この作品の方向性を明示している。本編は一貫して淡々と描かれており、そこ…

金曜日の東京。

Twitterでふとひとことだけつぶやくつもりが、ぽろぽろと言葉があふれてきたので相当溜まっていたんだなぁ、と思いこちらにも残す。★★★先週金曜日、久しぶりに溜池山王に戻ってきた。今月頭まで、約6年半オフィスのあった場所だ。たった3週間の間に、新しい…