ノーマル。

7月最後の金曜日。今週はそこそこに会食の多い週だった。楽しくて、毎回しゃべりすぎてしまった。これで仕事自体も好調ならばよいのだが、いまひとつラストワンマイルが届かない日が続いている。さてどうしたものか。

 

8日間連続で35度の猛暑日になっており、すっかり真夏という感じだ。暑くはあるものの、体温を超えるような温度にはなっていないだけに、あまりニュースにもなっていない。これがニューノーマルになってしまったということなのだろうか。繁華街もよく冷えているし、基本的には空調のよく効いた場所で過ごしているので、食欲もあって元気に過ごしている。

 

毎日しっかり活動しているし、手ごたえもある。たまにはあてが外れることもあるけれども、以前の手探りの状況と比べれば、きちんとしたプリンシパルに沿って、着実に手を打っている自覚はある。だからネガティブにならずに前を向いて、引き続きやっていきたい。

収縮。

6日前にマーケット崩壊の潮目がきたのでは?とコメントしたが、あれよあれよという間に下がり続けている。トレンドが変わる時はこんなものなのだろうが、ここまで一本調子に変わるというのも驚きである。(あしもとでは少し反発が入りそうな地合いである)

 

円高にも振れている。まあ、過去からの比較でいえば、まだまだ円安だし、まだまだ株高なので違和感はないし、いい感じのガス抜きだと思う。さりとて、いまのAIバブルは崩壊するし、ある程度の信用収縮は起こることで間違いはなさそうだ。クレジットリスクもぱんぱんに膨らみつつあるので、いろんなところでバブルははじけることになるのだろう。

 

個人的には、バブルがはじけるのは良いことだと思っている。昔と違って完全雇用に近い状態であるから、景気が悪かろうが職にあぶれるということはもうないだろうし、働かなければ食っていけない、というのはごくごく健全なことである。

IQ。

真夏のせいかもしれないが、年々自分自身のIQが下がってきている気がしてならない。仕事に関わる技術は、ピークは30歳前後で、そこからは基本的に低落傾向が続いているように思う。代わりに経験値や大局観や度胸はついて、その感覚的なもので乗り切っているような感じだ。

 

同じように自分の周りのビジネスパーソンも、IQとしては下がってきている感覚は受ける。ひょっとしたら、世界全体のIQが下がっているのかもしれない。それはガジェットの進化の副産物かもしれないし、高齢化が進んだことによるものかもしれない。

 

自分もそして周りも心配にはなるけれども、本当はもっとのんびり構えてもいいものなのかもしれない。人間なんて所詮は動物なわけで、あまりにもプロトコルやらエコノミクスに絡めとられてしまうと、逆説的には動物としての死(もしくは種の断絶)につながっていくようにも思う。とぼけていても生きられる、というくらいがちょうどよい。

努力と才能。

うちの子はピアノをもうかれこれ4年もやっている。その割にはそこまで上手でもないし、果たしてピアノを弾くことがそこまで好きなんだろうか?とこちらが見ていても疑問に思うような感じであるが、とにかく続けている。なぜだかわからないが続けたくなるなにかがあるらしい。

 

ピアノもそうだし、わが子がやっている野球もそうなのだが、上手な子、センスのある子は、長くやっているそうではない子をすぐに追い抜いてしまう。残酷だけど、そういう種目なのだと思う。

 

だとしても、努力を積み重ねればとりあえずは少しずつでも、どんな子もうまくなっていくものである。これは非常に大切なことだと思う。センスがなくとも、継続すれば一定の水準に達することはできる。この経験は、ピアノや野球からいつか離れても、自分のキャリアを築くときや、人生を進めていくことについては役にたつことである。

 

子どもの頃になにかに継続的に取り組むことは、それだけで得難い経験なんだなあと思う。

子離れ。

子どもは夏休みに入っている。今年からは民間学童ではなく、塾の夏期講習である。まあ学童の代わりの位置付けなので、勉強をしてくれたら儲けもの、とりあえず健やかに過ごして、ついでに学校の宿題なども片付けてくれれば、というくらいにしか考えてはいない。結局勉強なんて最後は本人の意志であり、本人なりのやり方を見出してやっていくものなので、親があまりああだこうだと口を出してもしょうがないのだと思っている。自分自身を振り返っても、字が汚いのを指摘されたことは何度もあるが、勉強のやり方に口を出されたようなことは、小学生の頃から全くなかったなと思う。

 

最近はちょっとずつペースを掴んできているように見える。勉強というのは本来面白いもので、やり始めればどこまでも底のない海のようなものである。勉強をきっかけに世界が広がればこれほど嬉しいことはない。そしてあえてちょっと距離を置くくらいで、親と子の関係はちょうどよいのだと思う。

盛夏。

夕立がやってきても、なかなか気温が下がらなくなってきた。今年はケチらずにしっかりと空調を使っているので、自宅のなかは冷え冷えとしているが、その分ベランダなどに出るともうむせかえるような暑さである。エアコンの排熱などの効果もあるのだろう。

 

雨が降ってきたな、と感じると逆に外に出て用事を済ます。雨に濡れるのが気持ちよい。温かい空気のなかを雨が降っているので、冷えるようなこともなく、逆に身体の熱がほどよく奪われていく。

 

昨日は丸一日炎天下で野球。こまごまと休憩は取っているのだが、身体にこたえる堪える。そのあとは諸々用事を済ませて、地元の居酒屋で飲みに参加。飲めば飲んだで疲れはするのだけど、こうやって他愛もない話をするのは楽しい。しかしながら飲んだせいもあってブログは書かずに眠りについてしまった。

 

1年で最も暑い季節。栄養をたっぷりとってしっかり乗り切っていきたい。なにごとも楽しんで。

尺度。

ゲリラ豪雨、というか夕立が毎日のように起こる季節になった。もうなんというか亜熱帯、熱帯の気候である。これでもかというくらいに雨が降るのだが、それだけ地表から水分が上空に蒸発していっているということでもある。雲にまで上り詰めた水分がまた冷えて、降下しようというところで静電気が起こり雷になる。自然の営みは人の営みをはるかに上回るエネルギー量であることを感じる。

 

★★★

 

さて、1週間が経って、改めてトランプ氏狙撃が紙一重の事件だったことに戦慄する。まことに強運というほかない。またここから、世の中が大きく動き出すことになるだろう。いまのマーケットのラリーも本当に薄氷の上に成り立っているし、そもそも現代の資本主義社会自体が非常に脆い前提のうえに成り立っていることがよくわかる。

 

資本主義社会の番付ではだんだん落ちこぼれつつあるわが国だけれども、、もう開き直って別の尺度でフロントランナーになればいいのだと思う。若い子たちは確実にそれに気づいているはずで、早くその考えをベースにした社会に作り変えていけばよい。