2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2005年、メコンの国①。

モロッコのことを3日かけて書いたら、別の旅のことも書き起こしたくなってまた筆をとる。当時の日記もちゃんと実家には保存してあるのだけど、悪筆すぎてもう読めないかもしれないし。卒業旅行はアジア縦断だったことは8年前の夏にもちらっと書いた。その記…

2004年のモロッコ③。

(昨日の続き)砂漠はなによりもとても静かである。ここで音もなく倒れても、誰も気づかずに朽ちていくのだろうな、と思いながら静かに3日ほど過ごした。本当は1週間くらいいるつもりだったのだが、長くいると砂漠の雰囲気に呑み込まれてふらふらと命を投げ…

2004年のモロッコ②。

(昨日の続き)モロッコに入ってからは、もっぱらローカルバスでひたすら南端のメルズーガを目指した。シャウエン、フェズ、メクネス、という趣きのある街で少しずつ滞在しながら、いよいよアトラス山脈を超えていく。モロッコの食事はトマトや玉ねぎ、米を…

2004年のモロッコ①。

ふと、7年前の日記を読んで、前後のことを書きたくなったので、何回かに分けて書く。2000年代の前半、サークルの周りの人たちは休みともなればバックパックをかついで海外に出かけるメンバーが多かった。ミャンマーや雲南省などに休学して留学したり、1年を…

将棋会館。

関西将棋会館が移転するという。大阪環状線の福島駅から歩いて数分のところから高槻市に、ということだそうだ。1981年の築だから、まだ数年は充分に使えそうな気もするが、耐震基準や手狭になっていることを含めていいタイミングなのだろう。そう考えば、僕…

卒業。

僕は昔から親世代の人たちとつるむのが好きで、そういう人たちと仕事をしたり、なによりもたくさん食事に連れていっていただいた。それはかけがえのない経験で、もちろん感謝もしているのだけど、そろそろそういう付き合いも卒業のタイミングなのかな、とい…

自分。

世の中が大きく動いている、自分の身の回りも大きく動いている。これまで培ってきたことのおかげで、ありがたいことにお誘いをいただくこともあるが、諸手をあげて来てください、というよりは、挑戦するなら拒まないよ、受け入れるよ、という類のものである…

深谷。

先週より始まった「青天を衝け」。今回も楽しく見始めている。幕末はともかく明治維新以降をスポットに当てた大河はあまり面白くない、というのが通説だし、吉沢亮が老けメイクで出演する時間が長い、というのもあまり想像がつかないので、おそらくは幕末か…

人口崩落。

あっという間に2月も最終週に入ろうとしている。年初からはじまった緊急事態宣言も2ヶ月近くになろうとしている。宣言以来感染者数は順調に減ってきたけれども、減少傾向に下げ止まりが見えてきた。1年以上になるCovidとの戦いは山あり谷あり、なにが正解と…

欲と誇り。

改めて、自分には物欲が全くないな、と感じる。せいぜい、たまに美味しいものが食べられればニッコリできるくらいだ。天気が良いとか、好きな人たちと気持ちのよいコミュニケーションができるだとか、可愛がってくれる人たちに支えてもらえるだとか、そんな…

寒波と回収。

暖かい日が続いたあとに日本列島にも寒波がきた。落差が大きいだけに身にしみる。普段のこの時期ならば風邪のひとつでもひいていたはずだ。一昨年のこの時期などは、息子はインフルエンザにかかっていたよなあ、などと思い返す。なにもかもがいい思い出だ。…

負担。

このところ、暖かい日が続いている。季節が少しずれてきているのかもしれない。一方では米国は大寒波となっている。停電も広い範囲で発生しており、大変そうである。わが国は海に囲まれている分だけまだ気候がマイルドなのかもしれない。家で仕事をする日も…

実態経済。

日経平均が3万円を突破。わたしにはほとんど影響はない。正直なところポジションを取っていないことに忸怩たる思いはあるけれども、これもひとつの修行、おカネへの執着を捨てるいい機会だと思って淡々と過ごすように心がけている。デジタルな存在である口座…

ゆれる。

一昨日の夜、目を閉じて横になったところで、ゆっくりと揺れがきた。あっ地震だなと思い、身を任せて揺れを味わっていた。その間2分くらいだろうか、感覚的には大きな揺れではなさそうだ、と安心すると同時に、これだけ長い間揺れているのだから、どこか遠く…

鼓舞。

ここ数日はまた、去年のことを思い出してやや鬱モードに入っている。目を覚まして2019年にタイムスリップできたらいいのに、とか、あのときああしていれば、だとかうじうじと考えてしまう。でも、時間は戻らないし、人生もやり直せない。ちょうど1年前は、北…

リスクヘッジ。

ロイター通信の記者が12月に休暇で英国に帰国し、再度東京に戻ってきたところで隔離期間の規定を守らず飲み歩き、Covid変異株を撒き散らしたのではないか、とにわかに言われ始めた。これ自体は確証のあることでもない(ただ、規定を守らず飲み歩いたことだけ…

決別。

ここ数年蜜月だった人と、袂を分かつことになった。何十回宴席を共にしてきたことか、そしてどれだけの案件を一緒に組んできたことか。壊れるときはあっという間だな、と思う。そして、それもひとつの結末なんだな、としみじみと感じている。自分を擁護する…

あえて。

「あえて」見ないほうが幸せだった、ことがある。「あえて」聞かないほうが良かったこともある。いままで、できる限り全てを網羅しないと気が済まない性格だった。情報収集にもかなりの時間を割いていた。事情通にはなったけれども、それで仕事ができるよう…

リアル。

ここ1年くらいで生まれて初めて、「死ぬ」ということをリアルに意識し始めた。思えば実父が軽い病に倒れたのも確か38歳か39歳の頃だ。身体の機能は着実に衰えはじめているし、なんというか、最低限人生でやりたかったことは2020年までにやり尽くした、という…

裏切り。

思わぬ展開から、長年お世話になっている人を裏切る形になってしまった。自分自身の判断が甘かったところもある。大きなことを成し遂げるには、当事者間のなかで誰かを必ず多かれ少なかれ裏切らなければならないことがある、というのは真理ではあるが、今と…

麒麟。

「麒麟がくる」全44回終了。年末でもないのに年の瀬の気分になるのは変な感じであった。そしてかえすがえすも、終盤は駆け足になってしまったな、という感が否めない。もっとも、正史に記されていない光秀の前半生にフォーカスする、というのが前半の主題で…

甘い場所、甘い話。

うっかり夕方にコーヒーを飲んでしまったら、その日の夜はほとんど眠れなかった。うっすらと意識が途切れて、気づいたら窓の外が白みはじめていた。もう立春を越えているのだ。少しずつ日が長くなる。東京駅の近くのホテルのラウンジで話をしていた。周りは…

昭和おじさん。

森喜朗氏が非難を一身に浴びている。これに関しては、もう彼はとっくに引退すべき健康状態であるにもかかわらず担ぎ続けている周りが悪いよな、と思うし、こういう汚れ役を引き受ける人がいないと運営がまわらないような、利権の温床となる商業オリンピック…

奇貨。

在宅勤務のペースもさすがに掴んできた。Webでのお客さんとの打ち合わせも慣れてきた。もちろんリアルで会わないと進まない話もあるものの、個人的にはもうずっと出社率は半分くらいでいいと感じている。それ以下となると僕の仕事は営業の色が濃いので、初め…

価値観の変容。

いまの日本はとかくカネのない国になってしまった。ただ、ないのはカネだけだと思う。いろんな面白い人生を歩む人は多いし、みんな安いお給料でも、価値のある仕事ができている人が多い。近い将来に、おカネがそれまでほどに価値をもたない時代がやってくる…

SNS。

clubhouseがにわかに流行っている。僕はmixiもFacebookも参加するのがすこぶる遅かったし、gooブログからはてなダイアリーそしてはてなブログと未だに続けているような人間なので、新しいものに飛びつくなんてこともない(招待もされないしw)。ただただ、自…

音楽。

久しぶりに子どものピアノに付き添う。まだはじめて数ヶ月なのに、ずいぶんと上手になっていて、もう僕は同じように弾けないかもしれない。どんどんスポンジのように新しいことを吸収していくんだなあ、と思う。音楽とは不思議なもので、その字面の通り、「…

マラソン。

大阪国際女子マラソンが、今年は長居公園の周回コースで行われた。僕もまた中高6年間ここで毎年マラソン大会をやっていたので、なかなか思い出深い。中学のときは2周+αで7キロ、高校生になると3周+αで10キロだったはずだ。今から思えばよくあんなに走れた…