欲と誇り。

改めて、自分には物欲が全くないな、と感じる。せいぜい、たまに美味しいものが食べられればニッコリできるくらいだ。天気が良いとか、好きな人たちと気持ちのよいコミュニケーションができるだとか、可愛がってくれる人たちに支えてもらえるだとか、そんなことで本当に嬉しくなってしまう。


ちょっと前までは、とにかくおカネを追いかけてしまう部分が少なくなかった。いまもその価値観から抜け出しきってはいないけれども、他人と比較してしまうのはやめ始めることができていると思う。自分は自分、自分のやっていることに誇りを持てるようになってきた。


ありがたいことに僕自身はいまのままでも充分楽しくやらせてもらっているので、妻子にも心から幸せになってほしいと思う。そのためにはおカネも多少は必要だけれども、あくまでも、自分の好きな人と、好きなことに取り組んで、その延長線上で、どこかでおカネがついてくればそれでOK、最初からおカネを追いかけるものでもないな、とやっと思えるようになってきた。


毎日、機嫌よく、楽しくやれれば言うことはない。