決別。

ここ数年蜜月だった人と、袂を分かつことになった。何十回宴席を共にしてきたことか、そしてどれだけの案件を一緒に組んできたことか。壊れるときはあっという間だな、と思う。そして、それもひとつの結末なんだな、としみじみと感じている。


自分を擁護するわけでもないが、うまく切り抜ける方法は結局のところなかったのかもしれない。よしんばうまく切り抜けられたとしてもそれは結果論であって、悪い方向にいけば全てが駄目になることもありえた。そしてそのようなリスクは自分にはとても取れなかった。


これもなにかのサインなのだと捉えている。こういう時は深追いせずに距離を取っておくのだというメッセージを受け取る。無駄にあがくこともできたし、それが自分のスタイルでもあるが、今回ばかりは、素直にメッセージを受け取って行動すべきなのだと思う。


思い出は思い出のままに。ここ数年は本当にいい思いをさせてもらった。その思い出までがなくなるものではない。次のステージに行く時間なのだと思う。ただただ、感謝の気持ちだけが残っている。