真夏のせいかもしれないが、年々自分自身のIQが下がってきている気がしてならない。仕事に関わる技術は、ピークは30歳前後で、そこからは基本的に低落傾向が続いているように思う。代わりに経験値や大局観や度胸はついて、その感覚的なもので乗り切っているような感じだ。
同じように自分の周りのビジネスパーソンも、IQとしては下がってきている感覚は受ける。ひょっとしたら、世界全体のIQが下がっているのかもしれない。それはガジェットの進化の副産物かもしれないし、高齢化が進んだことによるものかもしれない。
自分もそして周りも心配にはなるけれども、本当はもっとのんびり構えてもいいものなのかもしれない。人間なんて所詮は動物なわけで、あまりにもプロトコルやらエコノミクスに絡めとられてしまうと、逆説的には動物としての死(もしくは種の断絶)につながっていくようにも思う。とぼけていても生きられる、というくらいがちょうどよい。