ゆれる。

一昨日の夜、目を閉じて横になったところで、ゆっくりと揺れがきた。あっ地震だなと思い、身を任せて揺れを味わっていた。その間2分くらいだろうか、感覚的には大きな揺れではなさそうだ、と安心すると同時に、これだけ長い間揺れているのだから、どこか遠く離れたところでは強い揺れなのだな、などと想像していた。


わが家の属する区は震度4だったそうだ。そこまでの揺れには感じられなかった。東北で震度6強を記録したが、津波もなく、死者も出なかったのは不幸中の幸いである。まったく強靭な国土である。


東日本大震災の余震と言われていたが、これは本当だろうか。なにかがはじまる前兆のような胸騒ぎがしてならない。用心しておくにこしたことはない。


Covidはようやく出口が見えそうだ。ただ、出口が見えるということは、経済社会にしてみれば終わりの始まりなのだと思う。ここから、既存の価値観もなにもかもが崩壊していく。そんななかで、ありとあらゆるものを失ったとしても、守り切りたいもの、本当に後世に残していきたいものはなにか、ということを決めておかねばならないのだと思う。