2005年、メコンの国①。

ロッコのことを3日かけて書いたら、別の旅のことも書き起こしたくなってまた筆をとる。当時の日記もちゃんと実家には保存してあるのだけど、悪筆すぎてもう読めないかもしれないし。


卒業旅行はアジア縦断だったことは8年前の夏にもちらっと書いた。その記事の前後のことを肉付けしながら書きたい。


★★★


最初に入ったのはベトナムハノイだ。ここでは、大学の先輩のお父さんが赴任していることもあり、普通に旅を満喫してしまった。西湖のほとりのレストランで食事をごちそうになり、翌日はリキシャで市内を観光した。先輩のお父さんの会社の秘書の方が1日ついてくださって、なんだかデートをしているようで気恥ずかしかった。

ハノイからは夜行列車で中越国境へ。これがものすごいもので、カチカチの棚みたいなところにゴザを一枚敷いただけの代物で、ろくに一晩眠れなかった。


中越国境は落ち着いていて、中国に入るとベトナムよりもさらに穏やかになったように感じた。なによりも中華料理が美味い。街の食堂はどこもハズレがなかったように記憶している。(明日に続く)