2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アクサイチン②。

(昨日の続き)アクサイチンでは中印両軍の戦闘が行われたという。あの荒野で、あの高山地帯でまだ春先であろう時期にどんな光景が広がったのだろう。想像もつかないものである。そして行きたかったアリの町はこの15年でどんなに変わってしまったのだろう。…

アクサイチン①。

数週間前の中印国境紛争にて、アクサイチンという懐かしい地名を聞いた。新疆ウイグル自治区の葉城からチベット自治区のアリを経て、ラツェに至る新蔵公路、G219号線が通る道である。葉城(正確にはその近くの和田)からアリに至るバス、アリからラサに至る…

タイヨウ。

気付いたら夏至を過ぎていた。仕事からの帰り道、電車が地下から地上に出たときの空の色が、イメージのなかの色よりも少し濃くなってきた。夏至の夜に見る夢はその後の半年を占うという。数日経ったいまではもうあんまり覚えてはいないのだけど、最近は目覚…

日々を支えるもの。

淡々と暮らしている。仕事はあくせくと働いているけれども、際限なくやることが積み上がっているわけでもないし、毎日ある程度のところで自分で切り上げてコントロールできている。家に帰ると、自分でごはんを作ったり、作ってもらっているものを温めたりし…

時の流れ。

今週もあっという間に金曜日に。ここ数ヶ月前にもまして時間の流れが速い。もうすぐ今年も半分が過ぎたことになるのである。たかが半年、されど半年。この半年をこれまでで最も濃密な時間として過ごした人もいれば、ただただ無為に時間をうっちゃった人もい…

争いごと。

先々週に20歳そこそこの若者の話を書いたけれど、もう一つ驚くことがあった。彼ら彼女らは僕からみても極端に争いごとを好まないのだ。自分自身が人を押し除けてまで成功したいという気持ちがないのと同様に、人が人を糾弾する、というようなシチュエーショ…

バトンリレー。

会社のキャビネの引越しをした。もともと2つの席を使っていたのだが、組織再編に伴いそのうち1つは返上することになり、それに応じて2つ3つと離れたところで使っていたキャビネも、いまの席の近くのそれに全て収納をまとめることにした。僕は昔から資料の整…

時間。

少年野球も4カ月ぶりに再開。グラウンドを所狭しと子どもたちか走り回る風景はやはり良いものだ。この週末はそれでもまだ涼しかったが、気候はすっかりと夏である。チームの子どもたちも数ヶ月見ないうちに大きくなっている。男子三日会わざればなんとやら、…

オンライン。

オンラインで毎日のように面談をしているけど、これはこれでちょっと疲れてきた。やっぱりなんでもかんでもオンラインで済ますのは難しいと感じる。もちろん、だからといって前のように全てをオフラインに戻すこともありえないのだが。オンラインでの会話は…

ビストロと回転寿司。

先週あたりからはかなり日常が戻ってきて、飲み会などにも行った。久しぶりに飲食店で語らうのはそれは楽しいものだった。しかしながら1番しみじみと楽しくて幸せを感じたのはその前の週末に家族で久しぶりに回転寿司に行った時であった。なんというか、なに…

球「夏」到来。

プロ野球がはじまった。時はもう6月である。いかに今年が異様な年であるかが分かる。しかしそれでも、17時半を過ぎるとぽつぽつ各球場のスタメンが明らかになり、18時に一斉にプレーボールがかかり6試合が動いているのを目の当たりにすると、ああ日常が戻っ…

結果と過程。

4月に大きな挫折を経験したこともあり、ここ2ヶ月くらいは正直なところ自分自身に焦りを感じていた。失敗を取り戻さなければ、とも思っていたし、ひとつの場所で堅実にステップを踏んで成長する友人の姿に感嘆したり、転身を重ねながらも成長していく知人の…

理解不能。

ここのところ普段以上にマーケットの動きをよく見ているのだが、本当にわけがわからない。景気悪化は止まらず、企業業績は落ち込むばかりなのだが、悪い数字が出れば出るほど金融緩和策が打たれてマーケットは上昇する。セオリーが全く通じないし、材料が出…

独眼竜政宗。

伊達政宗が好きだということは数年前に書いたが、今週の大河ドラマは麒麟がくるのロケができておらず、『独眼竜政宗』の総集編が放送された。もちろんリアルタイムの頃はよちよち歩きだったので、政宗をテーマにした大河があったということ自体がほぼ初耳で…

DX。

知り合いが中小企業の社長に就任していた。買収した先に送り込まれての就任、とも言うべきだろうか。ちなみに僕よりも4つ年下である。旧態依然とした産業をDXで業務革新して、企業価値をあげる、というストーリーを描くつもりなのだろう。コロナの件も後押し…

バックトゥザフューチャー。

「バックトゥザフューチャー」を初めてみた。一緒にみた5歳の息子も食い入るようにして見つめていた。最近ずっと、目が覚めたら数ヶ月前にタイムスリップしてやいないだろうか、などと思いながら眠りにつく(そして、目覚めてそうなっていないことに気付き沈…

昭和平成令和。

ここ数ヶ月テレビで昔のドラマの再放送を視聴することが何度かあった。昭和のものは言うまでもなく、つい15-20年前のドラマ、言うなれば当時の自分もリアルタイムで視聴しているようなものを見直しても、いまのプロトコルからするともうダメだな、という表現…

ジェネレーション。

20歳そこそこの子と珍しく仕事で話すことがあったが、激しくジェネレーションギャップを感じてしまった。彼は高校を卒業してホテルで働いており、仕事ぶりもいたって真面目で既に立派な戦力となっているのだが、社長からの正社員登用を拒み続けているのだと…

止まらない。

まだ少し浮き沈みがありながらも、いくぶん悲しみは消えてきた。時間が経てば自然と傷は癒えてくるものである。でも、すっぱり忘れてしまうわけにもいかない。悲しみでぽっかりと空いた心の穴にも、少しずつ新しい喜びや活力が注がれてゆく。それは前からも…

トランプ砲。

数日前からドナルド・トランプのTwitterをフォローしている。話に聞くのとリアルタイムでツイートを目にするのとではずいぶんと印象も変わる。これほどの刺激的なことを自分で発言しているのかーとびっくりする。発言に直に接するとよくわかるのだが、彼はも…

なぞる。

昨日は「モノ」に関する話をしたけれども、「体験」にも同じことが言える。ステイホームでなかなか時間はあるものの、遠出はできない、となったときによく、昔の旅行の写真を引っ張りだして見ていた。思えばここ12年くらいでもいろんなところに行ったものだ…

シンプル。

週末は久しぶりにこまごまと買い物をしたのだけど、基本的にここ3か月くらいは食料品以外はほとんど買い物をしてこなかった。一方で子どもと家で過ごす時間はこれまでと比べて大幅に増えたので、前から家にあるいろんなおもちゃで遊び直すことが増えた。レゴ…

再出発。

ショックなイベントが起こってもう1か月半になるけれど、辛いものはツラい。いっそのことすっぱりと忘れてしまえばよいのだろうけど、そういうわけにもいかず、むしろ忘れずに悔しさや悲しさを噛みしめるものだとも思っているから、起きている時間のうちの半…

最年少。

最近話題にすることはめっきり減ったけれども、いまもなお将棋が好きである。毎日3局、眠かろうがウォーズで将棋を指している。もう6年半くらいほぼ毎日指している。眠れなくなるほど落ち込んだ日も、飛び上がるほど嬉しいことがあった日も指し続けている。…

修行。

コロナ禍で3割下げた日本株はほぼ全戻しである。ダウ平均も2/3くらいは戻している。企業業績は当然ながら悪いのだが、説明のつかない戻りになっている。もう下がるはずだ、もう下がるはずだ、という売りを吸収して、さらに上へ駆け上がらんとしている。なん…

戦略のある人へ。

4月、5月と大型倒産が1件ずつ出たものの、全体的には倒産件数は非常に少なく推移してきた。ただこれは経済活動の実態からするとかけ離れすぎており、夏から秋にかけては倒産ラッシュとなるのは間違いなさそうだ。さらに、数字には現れないものの、廃業件数は…

熱く冷静に。

ずいぶんと身の回りが目まぐるしくなってきた。忙しいと余計なことを考えなくとも済むのはそれはそれでありがたい。だいぶ蒸し暑くなってきて、マスクをつけるのも苦しくなってきた。先週あたりから通常の生活に戻って、それでなくとも疲れが溜まりやすくな…

Q。

「エヴァQ」を初めて視聴した。もう見慣れた旧テレビ版、旧劇場版のストーリーからは大きく離れている。精緻さが増した映像のなかで、桁違いのスケールで話が展開してゆく。事実は小説よりも奇なり、の言葉通り、現実世界でも想像を超えた展開がいま日々繰り…

戻らない時間。

ここ1-2ヵ月ほど、朝目が覚めたら時間が巻き戻っていたらいいのに、と何度も思い返している。でも、朝起きるとまた確実に日付はひとつ進んでいて、過ぎ去った日がもう戻ってくることはないのだ。今年は本当に自分という人間が試される年になったと思う。思え…

渋谷駅。

渋谷で所用があったので、途中下車した。これまでは少なくとも月に2-3度はなにかしらの用があってこの街に降り立つことがあったのだが、今回は3ヶ月ぶりくらいになる。たった3ヶ月なのだがずいぶん久しぶりに来たように思える。街並みはなにも変わっていない…