DX。

知り合いが中小企業の社長に就任していた。買収した先に送り込まれての就任、とも言うべきだろうか。ちなみに僕よりも4つ年下である。旧態依然とした産業をDXで業務革新して、企業価値をあげる、というストーリーを描くつもりなのだろう。


コロナの件も後押ししたであろうが、デジタルトランスフォーメーションが真に必要な時代になってきている。そういう意味では、旧来から時代の趨勢によって消えゆくとされていた業界も、DXによってまだまだ生き残ることができる、という見方にもなるのだろう。そして、DXを取り入れる気がないということはもはや緩慢な死を志向するということにも似ている。


そういう意味では楽して投資収益を手にするようなビジネスはほとんどなくなっていくだろう。明確なスキルを持つもの、それを実践しようとするものだけが、相応のリターンを手にすることのできる時代になるはずだ。ポジション取りの巧さだけで勝つこともできなくなる。いち個人としても、自分だけが持ち得るコアコンピタンスはなにか?と常に問い続けることが必要になるのだろう。