バックトゥザフューチャー。

「バックトゥザフューチャー」を初めてみた。一緒にみた5歳の息子も食い入るようにして見つめていた。


最近ずっと、目が覚めたら数ヶ月前にタイムスリップしてやいないだろうか、などと思いながら眠りにつく(そして、目覚めてそうなっていないことに気付き沈む)毎日なので、なかなかタイムリーな映画である。


映画自体は35年前の世界をなかなか感じさせるものであった。さりげなく日本製品が信頼されている。高度経済成長の頃のものづくりニッポンとはかくも凄いものだったのか。今ではすっかりと変わってしまった。


あとはイントラが良い。いまもなにげなく聞いている曲がこの作品から誕生したのか、という今さらながらの発見もあった。登場人物の感情の揺れ動きも良い。いまから見ると、すごくオーソドックスな展開なのだけれども、名作というものはたいがい奇をてらったところのないシンプルなものだ。


本当にタイムトラベルができればどれだけいいことだろう、とつい夢想してしまうが、それが叶わないからこそ、人生は醍醐味があるのだ、と思って、きょうからも進むのだ。