修行。

コロナ禍で3割下げた日本株はほぼ全戻しである。ダウ平均も2/3くらいは戻している。企業業績は当然ながら悪いのだが、説明のつかない戻りになっている。もう下がるはずだ、もう下がるはずだ、という売りを吸収して、さらに上へ駆け上がらんとしている。


なんというか、インフレの前ぶれなのか、と思う。株価があがっているのではなく、カネの価値が薄まっているということなのではないだろうか。各国がカネをばらまきすぎた帰結がここにくるのだろうか、なんて考えている。


誰かが言ってたけど、相場をやるということは、自分と向き合うということだ。損切りできない自分の弱さ、自分かわいさから脱却して客観的にものごとを見る目、見たくないものと向き合うこと、あえて見ないように自分をコントロールすること、どれもが心の修行である。


ソーシャルキャピタルやなによりの資本である健全な心身がますます大切になる世の中で、それでも金融資産を築くことを目指して闘うのも、それはそれで人生の愉しみだと思っている。死ぬことさえなければ、なんどでも挑戦できる。