2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サウナ再び。

またもホテルのサウナに沈む。昔はサウナが苦手で3分といられなかったはずなのだが、いまは90度の部屋に10分以上入っていても平気である。そして水風呂も入れるようになった。サウナ→水風呂の交互浴が2クール目に入ってくると、ズーンと頭の上から押し付けら…

夕暮れ。

京都の、普段はあまり足を運ばないエリアを歩く。道の幅も空も広い。インバウンド向けに急ごしらえしたような簡素な旅館に、ブルカを巻いた人たちが吸い込まれていったり、廃校になった小学校が研究施設に転用されていたりなんだかカオスな雰囲気だ。夕方遅…

せちがらい。

ここのところなんだか世知辛い、すごくせちがらい。若者や現役世代は、高負担低福祉が見えている未来に対して希望が描けない。それなりの収入を得ている人も税負担が厳しいと嘆くし、それなりの収入を得られない人にとってはここのところの物価高はボディブ…

種まきと刈り取り。

人生には打算的に刈り取りをする時期と、全方位的に種まきをする時期がある。個人的には2014年あたりから2016年までが刈り取りの時期で、2017年からは種まきの時期を過ごしているものだと捉えている。そのサイクルからすれば、そろそろ今年の後半からは刈り…

組織と人間。

新しい職場、想像通り人の出入りも多くて落ち着かない部分もあるのだけど、なんというか、組織の論理よりも人間の尊厳が優先される、という意味ではとても良い職場環境なのだと思う。なんというか、人間としての個人個人の考えがなによりも尊重されているの…

仕事熱心。

仕事熱心な人には何種類かのタイプがあると思う。ひとつは、仕事を通じて得られる収入が増えることがなによりのモチベーションという人だ。要はカネだという人だ。逆にこういう類の人は肩書きには意外と執着しないし、既に100もらっているものを110に増やす…

稀代の勝負師。

昨今の香港のことを見ていて思うのは、いま孫正義はなにを考えているのだろうか、ということである。ソフトバンクグループは、単なる通信事業者を超え、いまや投資が本業のようなものである。そしてそのビジョンファンドでは、人権問題を抱えるサウジアラビ…

保存機能。

ビットコインが100万円の大台を回復した。まだ一進一退という感もあるが、今回はじわじわと持続的な上昇につながりそうである。facebookが仮想通貨の発行をリリースしたことも追い風になっている。この「Libra」が越えなければならない壁は厚そうではあるが…

戦友。

前の職場で何年か一緒に仕事をしてきた「戦友」が会社を去ることになった。先日あいさつに来た。お互い20代半ばから切磋琢磨してきた。喧嘩をする時期もあったし、遠ざける時期もあったし、彼を陥れるようなことをしてしまったこともあった。いろんなことが…

親と子②。

(昨日の続き)結局のところ親だって他人なのだ。考えていることも違うし、なによりも生きていく時代が違う。子どもは親を選べないけど、別に選び続ける必要もなくて、手放すこともできるのだ。無理に互いの考えていることをぶつけ合って傷つくよりは、なあ…

親と子①。

僕は両親とは仲は良いのだが、深く掘り下げた話をしたことはほとんどない。家族三世代で旅行をしたり、お盆や年末年始などは楽しく過ごしているが、よくある、父親と息子で2人で飲みに行く、などということもやったことがない。たぶんこれからもないだろう。…

香港のこと②。

(昨日の続き)今まで僕は香港のことを、中国とひとつながりになった金融センター、だと認識していたが、それは改めなければならない。経済発展をある程度犠牲にしてでも、そこに暮らす人たちの人権や自由、民主主義を守る、という思いを持ち、その思いをデ…

香港のこと①。

香港のことについて少し書く。市民によるデモが、政府が推し進めようとしていた条例の改正を延期に追い込んだ。改正案の内容を読んで、空恐ろしい思いがした。最近旅人のブログやテレビの番組などで、新疆ウイグル自治区や四川省西部の風景を見る機会があっ…

大地。

先週いだてんを素晴らしいと言ったばかりだったが、どっこい今週も素晴らしいものであった。ここまで圧巻の回が続くと、もうラストまで一度も見逃せない。落語パートも、これまでは早送り気味にしていたところもあったが、安易にスキップできなくなってしま…

コーチ。

週の半ばは涼しい日が続いたのだが、日曜になって晴れて暑くなった。蒸すような感じはないので気持ちは良いのだが、さすがにグラウンドで野球をするとフラフラに疲れた。暑いと子どもたちのモチベーションもさまざまである。途中で抜けて休んだり、気分が乗…

寝る子は。

最近息子の眠りに堕ちるスピードがすこぶる速い。5日連続くらいで、電気を消して数分と経たないうちに寝入ってしまっている。もう幼稚園の預かりでも昼寝をしていない(年中さんで昼寝をする子はいないので、年少さんと寝るのが恥ずかしいらしい)うえに、放…

執着。

とにかくレゴ好きなうちの息子、一度手にブロックを掴みはじめると途中でやめられない。おかげでここ半年くらいは家の中で「早くしなさい!」と大きな声をあげることが増えてしまった。ただ、声をあげたから手が止まる、というものでもないのである。自分が…

ジョージ。

毎年毎年息子の興味はころころと変わっていく。いまはおもちゃで言えば断然レゴなのだが、絵本となると「おさるのジョージ」である。図書館にある絵本を全部読んでしまい、次は英語版の絵本(こちらのほうが数が多い)を片っ端から借りてきて、これを日本語…

大地讃頌。

鈴木大地の躍動が止まらない。今季は開幕スタメンこそ逃したものの、チーム状況に応じてサード、ショート、セカンドを守り離脱者の穴を埋めている。4月の後半からは不振で2軍落ちした井上晴哉の代わりにファーストに入り、以降は2番ファーストでスタメン出場…

ジェンダー。

なんとなく、落語の部分がなじめないままに前半も終わろうとしている大河ドラマ「いだてん」だが、前回の放送はキラリと光る良さがあった。女子体育に関する回である。 「女らしさ」「男らしさ」について金栗四三や女生徒たちが痛快なセリフを吐くのである。…

そこから。

多方面でうまくいかないことが同時に起こったせいでちょっと気が滅入っている。本来的には、ここが踏ん張りどころなのだろうけど、そこまでファイティングポーズを取れる精神状態でもないし、なによりも自分ひとりの人生でない(子どもと向き合う時間もたく…

独り立ち。

きょうは息子が幼稚園で通っているスポーツクラブの遠足ということで、少し離れた駅まで送りにいく。休みの日に親元を離れて1日を過ごす、というのは初めてのことなので、親としては感慨深いものがあったのだが、0歳の頃から保育園に通っている息子としては…

基準。

このところ、身の回りの人が新しい環境に踏み出すことが多い。そして、新しい環境を選ぶ基準がお金ではないケースがすごく多くなっているように感じる。一見、世の中お金が全ての判断基準のようにまわっているようであるけれども、本当のところは人間の行動…

アジャスト。

いまの子どもたちは就学前から英語に触れていたり、なかには中国語に親しんでいる子もいる。どう考えても20年後のこの国に、自国内だけで完結するような仕事は数少なくなっているからだ。子どもたちは大変だなあ、だなんてのんきに考えていたが、もはやいま…

働き方。

働き方改革などと言われるが、現実は想像以上にドラスティックに変わっているような気がする。どの職場でも、もはや経営者は従業員に無理に働かせることが一切なくなっている。かわいそうなのは20代の若い子たちだ。本来であれば試行錯誤を繰り返して実力を…

薄さ。

実家に立ち寄ると毎日新聞に目を通す。もう40年以上購読しているはずだ。小学生や中学生の頃などは将棋欄を熟読するのが好きだったし、スポーツ面の野球の試合結果を読み込むことで、数字に親しむきっかけになった。 その名残で習慣のように読むのだが、近年…

2001年の晩秋。

登戸の事件に引き続き、練馬で親が子を殺したという事件に接する。切ない、としか言いようがない。どんな思いで父親はわが子に包丁を突き立てたのだろうか。ニュースを聞いて、19歳になりたての秋のことを思い出した。夏休みに免許を取りすぐにクルマを買っ…

明るみ。

最近とみに、終身雇用制度はもう保てないだとか、定年を65歳から70歳に引き上げなければならないだとか、いろいろと矛盾したことが叫ばれている。要するに企業も国も自治体ももう余裕がないので、皆さん自助努力で頑張ってくださいね、ということなのだが、…

freedom.

人間、なにかを背負って生きるのが良いのか、それともできるだけ軽やかに生きるのが良いのか、これは人それぞれでもあるしなんとも言えない。なにかを背負ってしまえば、苦しい場面で耐え忍ばなければならない場面も出てくるだろう。背負うものが少なければ…

コスパ。

コスパコスパと長らく言われているけれども、みなコストの方ばっかり見ているのではないだろうか。コストを下げることが得意な人ばかりが増えて、パフォーマンスを上げる人が少ないように感じられる。とりわけ、人生をコスパで全部考えてしまうのは良くない…