ジョージ。

毎年毎年息子の興味はころころと変わっていく。いまはおもちゃで言えば断然レゴなのだが、絵本となると「おさるのジョージ」である。図書館にある絵本を全部読んでしまい、次は英語版の絵本(こちらのほうが数が多い)を片っ端から借りてきて、これを日本語に訳して読めと言ってくる。僕も全部が全部訳せるわけではないのでかなり意訳混じりで読んであげる。


英語版を読み進めてはじめて気づいたのだが、おさるのジョージは毎回ストーリーの展開が同じである。好奇心旺盛なジョージが1人になったすきを突いていろんないたずらを仕掛けてしまい、トラブルを起こすのだが、そのたびにジョージが機転を利かせてリカバリーし、周りの人間たちを感嘆させて、ジョージは最後には褒められるのである。ジョージの能力もすごいが、周りの人間たちの寛容さにも唸らされる。


さてさてジョージに親しんだ息子はどう成長していくだろうか。ただの絵本とあなどるなかれ、子どもの成長のためのいろんなエッセンスが詰めこまれている。