親と子②。

(昨日の続き)結局のところ親だって他人なのだ。考えていることも違うし、なによりも生きていく時代が違う。子どもは親を選べないけど、別に選び続ける必要もなくて、手放すこともできるのだ。無理に互いの考えていることをぶつけ合って傷つくよりは、なあなあのままで血縁関係のみ意識をしながら付き合っていくこともひとつの解なのだ。


母の日や父の日のプレゼントに添えるメッセージは、毎年ほぼ定型の文章の域を出ない。我ながらもうちょっと気の利いたことを書けばよいのに、とも思うが、普段はくだらないことをつらつらと書いているくせに、こういうときはなにも文章が出てこない。まあでも、それはそれでいいのかなと思う。


もしかしたら、両親が老いて余命いくばくもなくなったら、これまで自由にさせてくれてありがとうくらいのことは言うかもしれない。まあ、ちゃんとそう言えるように、胸を張って真っ当にもうしばらくは生きておかねばならない。