組織と人間。

新しい職場、想像通り人の出入りも多くて落ち着かない部分もあるのだけど、なんというか、組織の論理よりも人間の尊厳が優先される、という意味ではとても良い職場環境なのだと思う。


なんというか、人間としての個人個人の考えがなによりも尊重されているのだ。組織としては不安定で力が発揮しにくいこともあるだろうが、組織に人間がすり潰されることはまずない。そして、もう少しマネジメントが洗練されれば、個人のモチベーションが組織としての成果につながる理想的なコミュニティが築けるような気もしている。


もちろん、好き勝手にふるまうことで、失敗するシーンもある。自分の力を過信して、組織を飛び出してみたものの力が足りず出戻ってくる人もいる。まあでもそういう人も含めて寛容に迎え入れるのは良いことだと思う。


もしかするとこれは、偉大な経済学者であった宇沢弘文教授が唱えていた、「社会的共通資本」の世界に近いものかもしれない。そんな妄想を勝手に抱いている。