大地讃頌。

鈴木大地の躍動が止まらない。今季は開幕スタメンこそ逃したものの、チーム状況に応じてサード、ショート、セカンドを守り離脱者の穴を埋めている。4月の後半からは不振で2軍落ちした井上晴哉の代わりにファーストに入り、以降は2番ファーストでスタメン出場することが増えている。さらに直近ではプロ入り初めてのレフトでの出場も経験している。


彼にとっては逆風ばかりだったシーズン当初であったが、腐ることなく自らの仕事を全うしている。今季もしファーストを中心に出場し規定打席に到達することがあれば、全て違うポジションを定位置としながらの4年連続の規定打席2016ショート2017セカンド2018サード)というなんとも珍しい記録を打ち立てることになる。それは彼がチーム事情に柔軟に対応してきたなによりの証左だ。


以前からそのリーダーシップを生かして、彼は将来の監督候補と言われてきたが、今年の働きでますますそれは盤石になったのではないだろうか。僕自身にとっても、彼の姿に今年は本当に励まされている。