アジャスト。

いまの子どもたちは就学前から英語に触れていたり、なかには中国語に親しんでいる子もいる。どう考えても20年後のこの国に、自国内だけで完結するような仕事は数少なくなっているからだ。子どもたちは大変だなあ、だなんてのんきに考えていたが、もはやいま就職活動をしている学生たちも、かなり語学力が重視されるなかでの職探しになっていると聞いて驚いた。


金融庁が人生100年時代に備えて若いうちから一定の資産形成を、などと言い出したし、世の中は思ったよりも早く進み始めている。もう少しいろいろなことを先送りにし続けて、ギリギリになってバンザイするよりも、先にアラートを出す(それでも遅いとは思うが)ように方向転換したのだが、次の世界をサバイバルするための身もふたもない戦略があからさまに語られるようになってきた。そして、もう30代も半ばを過ぎると残念ながらアジャストしきれない部分も出てくるのだろう。


スペックで及ばないなら自分はどこで勝負するか、ということだ。