戦友。

前の職場で何年か一緒に仕事をしてきた「戦友」が会社を去ることになった。先日あいさつに来た。


お互い20代半ばから切磋琢磨してきた。喧嘩をする時期もあったし、遠ざける時期もあったし、彼を陥れるようなことをしてしまったこともあった。いろんなことがあったけれども、今は全てを乗り越えてニュートラルに付き合えていることが嬉しい。ひとつの時代だったのだろう。


これからはずいぶん立ち位置も変わってしまうけれども、彼とはいい意味でライバルでいたいと思っている。表向きは彼のほうが(押し出しの強さもあって)いろいろと目立つ仕事をしてきたが、僕も負けないように自分なりに刃を研いできたつもりだ。そうして負けじと刃を研いだ経験がいまの自分の血肉となっている。そして、これからも離されないように、自分もまたいい仕事を積み重ねていかねばならない。


13年という歳月の長さ、彼が積み上げてきたものに敬意を表して、お疲れさまと言いたい。