インドめし。

ようやく12月3週目も終わり。月曜からきょうまでは全くブログを書く時間がなかった。進めている仕事が最後の最後まで先が見えなかったが、昨夜ようやく目処がついた、と思ったら、きょうになって重い荷物を持ったところ首を痛めてしまった。なんとも疲労困憊で迎える週末である。数年ぶりのチャレンジとなった12月にブログを書くという試みはかくも厳しい。

★★★

心を亡くすような一週間だったからこそ、今夜くらいはのんびりとした話を。週の半ばに久しぶりにインドめしを食べた。東南アジアの料理が好きな僕は、インドめしも好きである。とりわけ代表的な定食スタイルであるターリーとミールスの両方が好きである。

しかしながら、ターリーとミールスの違いはよくわからない。いちおうインド北部ではターリー、南部ではミールスと呼ばれているが、料理の内容に大差はないように思う。強いて言えばターリーが銀製の器に盛られているのに対し、ミールスはバナナの葉を食器代わりにしているということか。ナンやライスが主食となり、器や葉に盛られたいくつもの種類のカレーをおかずにして食べていく、そしてヨーグルトやスープが添えられている、という大きな枠は変わらないように思う。

ナンにカレーをつけて食べる、またはバターのきいたナンをそのままで食べるのももちろん好きだが、なんといっても僕はライスを様々なカレーとともに食べるのが好きだ。ターリー屋にしてもミールス屋にしても、たいていナンとライスはおかわり自由ということもあって、ついつい食の進むままにライスを口に運んでしまう。多種多様なスパイスやカレーリーフは辛味だけではなく酸味を感じさせ、ライスからにじみ出る甘味とよく絡み合うのだ。そんなわけで、食後にはきまって胃袋がせり出している(これをインド腹と言うとか言わないとか)。インドに暮らすことがあれば僕は間違いなく太るであろう。

ここまでインド料理が好きだと言っていながら、実は僕はインドの地に降りたことはない。しかしながら東南アジアの主要都市にはリトルインディアと呼ばれる、インドの人たちが集まって暮らすエリアがあり、そこで何度となくターリーやミールスを食べた。唐辛子のきいたアジアの料理に疲れた舌と胃腸にとって、スパイスやハーブによって味付けされるインドめしはまろやかに感じるのだ。

ちなみにインドの米料理と言えば日本の焼き飯にあたるビリヤニもある。僕はこれも好きである。うん、インドめしのことを書いて元気が出てきた。