そろそろ...?

今夜はわが家を離れてちょっと遠くへ。のんびりと時間が流れていて身体がほぐれていく。昨夜ひどかった首の痛みもだいぶ良くなってきた。何度かお風呂に入り、マレーシアで買ったホットアイピローを首すじに当てて過ごした効果が出てきた。しかしながら首が痛いだけで身体も頭も動きが鈍る。満員電車の揺れにうまく身体をコントロールできないし、iPhoneを覗き込んでテキストを読んでも頭に入ってこない。身体にガタが来ていながらも日々仕事をしている人や、お年寄りは本当に大変だよなぁ、自分はそういう人の立場に立ってふるまっているだろうか、と身にしみて思う。

★★★

さすがに結婚して2年を過ぎると、そろそろ子どもは?と聞かれることが多くなった。そういう時はきまって、「いや僕のタネが弱いのでねぇ」と冗談にならないようなネタで返すのだが、正直自分でも子どもが欲しいのか、未だによくわからない。もちろんいつかは欲しいのだけれど、できなかったらできなかったでしょうがない、とも思っていたりもする。

さぁ排卵日を狙って、みたいなことはする気になれないし、これからもしないような気がする。逃げているだけなのかもしれないが、何が何でも子どもが欲しいんだ!という覚悟を持つこともできない。たぶん一般的な31歳男子にしては子ども自体は好きだし(精神年齢が子どもに近いとも言うが)、いざ子どもができれば相当喜び、デレデレになるのだろうが、じゃあすぐにでも欲しいのか、と言われると言葉に詰まる。今じゃなくてもいいんだよなぁ、という考え方は、甘いと言われれば何も言い返せないのだが、偽りようもない気持ちだ。

さらに言えば養子もいいじゃないか、とも思っている。このままぼんやりと2人で暮らしていくのも、それはそれでひとつの道だとも思う。子どもを作るために結婚したわけではないし、自分の遺伝子を後世に残していきたい、などという願望もそれほど強くない。望んでもどう転ぶかわからないことを、こうありたいと強く願うのは、それほど大事ではないことだけにとどめておきたい。本当に大事なことは、なるようにしかならないと思うのが、あまのじゃくな僕のポリシーになっている。

ということで、そろそろ子どもは?と聞かれるならば、本当はなるようにしかならないし、その時がこなければそれまでです。と答えたいのだ。社会も生き方もこれだけ多様化してきているのだから、早くそんな日がこないだろうかと思っている。