久しぶりに都心でモーニング娘。の広告を見たけれども、息の長いグループだなと思う。AKB48などよりも遥かに長い。そして、いまでも20年以上前の人気ナンバーを歌っても、全然違和感がない。なんというか、理想的なグループとしての歴史の積み重ね方だなといまになって思う。
もちろん、スタートのメンバーの華々しい輝きはあるけれども、そこから時代が移り変わっても、それぞれに話題になるメンバーがおり、グループとしての基盤を固めながら、初期からのDNAを残すことに成功している、そして中期以降は、初期の遺産をちゃんと生かしながら、以前ほどは目立たないけれども、コアなファンをしっかりと掴み続け、本格派としての腕を磨き続け、そこに年季を重ねた初期メンバーがたまに重みを加える。
ここまでしっかりと歴史を刻んできたからこそ、これからも老舗グループとして、新しい進化を模索し続けるのであろう。デビューしたのは自分が高校生になる頃である。還暦まで残っていたとしたら、どんな感慨を抱くだろうか。