大雨とキャリア。

梅雨入りが遅いなあと思っていたのだけど、ようやく大雨がやってきた。大雨のなかを歩いて移動するのは気が晴れないのだけど、いざ屋内に入って人心地ついたり、自宅から雨音を聞いたり、電車から雨にけぶる景色を見るのは好きである。夏の盛りの気候はあまり好きではない(晩夏になると趣きがあってよい)ので、この時期になると梅雨よ長く続いてくれと願ってしまう。今年はまだ梅雨入りもしていないので、さてどうなるか。

 

★★★

 

高卒現業系の求人倍率がぐんぐん上がっているようである。そりゃそうだ、大卒比率が上がるものの、現業や職人系の仕事はなくなりはしない。テクノロジーの力により効率性が極められていくのはむしろホワイトカラーのほうで、ブルーカラーの仕事は削減されていくどころか、リタイアしていく人たちのリプレースもままならない状態だ。うまく自分から仕事を選べるポジションにいさえすれば、これほどブルーオーシャンな市場もないし、世の中は少しずつそれに気づきはじめているように思う。大学の意味、位置付けがここから変わっていくのかもしれない。もっといえば、米国では、大手企業が優秀な人材を高卒で囲いはじめているという現実もある。