古巣。

前々職の上司とランチ。懐かしくいい気分にさせてもらえる。この会社にいたことで確かに自分の人生は広がったし、学ばせてもらったことも本当に多い。最初はついていけるか精いっぱいの感じであったが、長い年月の間をがむしゃらにやっているうちに、それなりのポジションまでやってくることができたことは誇りに思う。そしてかつての先輩方がいまも素晴らしい仕事をし、いまの自分と比べても遥かに高いパフォーマンスを出していることには素直に頭が下がるし、自分も視座を高くやっていかねばと身の引き締まる思いである。

 

あんなに素晴らしい人がいる会社なのに、なぜ辞めたんだろうと思うこともある。きっとそれは、自分の能力をもう一度拡げるために、ここに居続けるのではなく別の場所に移らねばならない、という判断によるものなのだろう。そして、能力を拡げずにしがみつくことも確かにできたはずではあるのだが、自分自身がそれをよしとしなかったということもある。

 

いずれにせよ、自分は自分で、やっていかねばならぬ。