経営。
見どころのある中華系の経営者と面談。リスクの取り方に痺れる。むしろ彼なぞは、どうにかしてやらなければならない立場にすすんで自分を追い込むことで、結果を出すことにつなげようとしているのではなかろうか、とも思える。いまの自分の立ち位置では、そうやってひとしきり成功したあとの人たちとやり取りすることが圧倒的に多いのだが、そうではなくて、成功するかしないかの瀬戸際の勝負をしている人と接するとこれはこれでまた違う学びを感じる。
性格上、自分は同じようなリスクはいかようにも取れないとは思ってしまうけれども、そういう勝負をしている人のなんらか力になることは、損得抜きでも面白いことである。そして、いまのビジネスパーソンに最も欠けていることを学べるのかもしれないな、とも思う。できあがってしまった、仕上がってしまった人たちだけと付き合っていては得られないものがある。
彼のビジネスが成功するのか、どこかで頓挫するのか、にわかにはいまの自分は見極められない。どうなったとしても、このビジネスの趨勢を見届けていきたい(もちろん、自分にできることは助太刀したい)と思う。