根っこを張る。

大阪で育ったのだけど、早々に大阪を出てしまい、以来根無し草のような生活をしていたのだが、ようやくいまの住処に住んで7年半になろうとして、土着しつつある、という表現が板についてきたように思う。

 

人間、いま住んでいるところをホームグラウンドと思いはじめると、少し安定感が出てくる。そういう意味では、家族を持つということも、町内にかかわる活動をすることも、時には煩わしく思うこともあるが、自分にとってプラスになることなのだろう。(逆に、住んでいるところがアウェイに感じてしまうことになれば、いずれはその地を離れざるを得ないのかもしれない)

 

自分のなかでいろんな肩書きを持つことは、もちろん大変なのだけど、人生を豊かにしてくれるものである。本来やらなければならないこととのバランスや、自分のキャパシティとも相談はしていかねばならないけれども、できる限りたくさんの場所で、自分の役割を果たすことは、周りにとっても、なにより自分にとっても確実に良いことだということは言える。