追い風とリスク。

飛ぶ鳥を落とす勢いの某社に訪問。追い風に乗って毎月収益がどんどん上がっている。社員も1年で3倍に増えているという。こういうスピードの会社に入るとこれまたいろいろと違うんだろうなあと思いつつも、並の経営者であればここまでのリスクはなかなか取れないものだ。もちろん、なにかのきっかけで風が逆に吹けば、おそらくこの会社はひとたまりもなく潰れてしまうことだろう。

 

代表は中国の方ということもあるのだが、最近一部の経営者のリスクの取り方にはえげつないものがある。銀行などにいた人間には到底考えられないことだし、借りたカネ、出資してもらったカネの重みなど感じていないようだ。吹っ飛ばしてもなんとかなるという考えもあるのだろうし、これだけがんじがらめになりつつある世の中では、そのくらい思い切ってリスクを取らなければ、抜きん出て成長することもできない、というのは本音なのだろう。

 

某社に関しては、リスクは取りながらも、幹部陣は多士済々でもあり、ビジネスモデルとしてもしっかりはしているので、そこまで大火傷はなさそうである。事業で成功するかは、タイミングと勇気とはよく言ったものである。