アングル。

人生のなかで、大阪以外で過ごした時間のほうがもうすぐ長くなってくるのだけど、それでも大阪がホームグラウンドという感覚は変わらない。これからも変わらないのだろうと思う。もう大阪に根を張って暮らすことがないのだとしても。


90%以上の確率でこれからもずっと首都圏で生きていくのだと思うけれども、「首都圏を根城にしながらも地方へのアングルをもって活動をする」という自分の仕事のスタンスはこれからも変わらないだろうし、それは地方で育ち、学生生活を送った自分だからこそできることなのだと思っている。スキルがどうこうということではなく、「思い」の部分で他の人には太刀打ちできないのだと自負しているし、それが活きるポジションで仕事しなければ自分の境遇が生かせない、もったいないと思う。


自分が生まれてからどのように育ってきたか、が自分が人生で何を為すべきかを形づくる。それはよく言われる言葉を使えば「原体験」なのだろう。お正月はそれを確認する良い機会である。