終の住処。

バタバタと半期末最終日が終わる。思ったよりも自分自身は身体を空けていたつもりだったのだが、それでも急な対応などが舞い込んできて、目の前の面談や調査に没頭できない状況になってしまった。できる限り避けたかったが仕方ない。とある地域での取り組みがどんどん盛り上がってきて、第2、第3のふるさとになりそうで嬉しい。なにかのきっかけで、一度住んでみてもいいなと思っている。

地方は空が広くて気持ちがいい。夕方が近くなって、山並みが赤く染まり始める。都会は便利で好きなのだけど、こういう自然に満ち足りたところでもう一度暮らしてみたいとも思う。大学4年間はそれなりに地方都市で暮らしたのだが、地方でありながらも都市部の匂いがする場所で、自然がいっぱいというほどではなかった。閉鎖的な付き合いはまっぴらごめんだけれども、こうやってあえて地方で住むような人がこれからも増えてくるのではなかろうか。

いまの仕事も、そういう終の棲家を探す道のりの途上にあるものなのかもしれない。