枯れてもなお。

このところこれまでよりも多種多様な業界の話を聞くことが増えたが、どこに行ってもマーケットが縮小しているという話を聞く。特に地方では人口が減少しているがゆえに仕方ないことなのだろうが、寂しい気持ちになってしまう。

それでも、地方でも過去からのストックを生かして比較的ゆとりのある暮らしをしているエリアはある。もちろん全体的には高齢化が進んでいるので、街にはお年寄りしか歩いていなかったりするのだが、良い具合に賑わいを残していたりもする。

その昔、当時の花形企業の城下町として賑わったその街は、中心街の空洞化や、駅前の百貨店の撤退を経て、傍目には衰退しているように見えながらも、歯抜けになった空き地を埋めるように小洒落た飲食店がぽつぽつと出てくるようになった。

それぞれ地元のお年寄りでそこそこ賑わっているようだ。地方都市でありながら、車に頼らないコンパクトな生活圏ができあがっている。地方にありがちなバカでかいモールやチェーン店の並ぶ新市街とは別の世界が拡がっている。これはこれで悪くないのだろう。