逆転現象。

都内でもタイなど東南アジア系の人の姿をよく見る。日本から老後を東南アジアに渡航して過ごす人が減っており、逆に彼の国から、老後を日本で過ごそうとする人が増えていると聞き、さもありなんという感じである。バンコクに関しては日本とほとんど物価が変わらなくなってきており、日本の地方とでは逆転もありうることになってきているのだろう。それでいて、出される食べ物の味や、社会の整然さはまだまだ保たれているわけで、さまざまな国の人が日本を好む理由は増えこそすれ減ることはないのだろう。

 

仕事の打合せでアメ横のあたりにきたが、ここいらも街ゆく人の半分以上は日本人ではなくなった。食事が美味しいのは素晴らしいことではあるが、逆にそういうものが最もウリになってしまった国、というのはちょっと寂しいものがある。AIやガジェットなどの先端産業ではなく、かつての途上国のような経済モデルにだんだん近づきつつある。