東南アジアのような陽気と、夕方を過ぎても冷めることのないモヤっとした空気。これが令和の日本の夏である。おまけに夕立もけっこうな頻度でやってくる。
中国本土で日本人の親子が襲われ、止めに入った中国人女性が亡くなる、という事件が起こった。ここにきて反日の波がかなり強まっている。しかしながら以前とは違って、わが国もかなり中国本土への投資は引き上げてしまっているし、デカップリングも進んでいるので、もはや日本経済への直接的な影響は少ないだろうし、中華圏の経済の落ち込みもとどまるところを知らないだろう。
大陸からのインバウンドがいまいち増えないのもこれが理由であろう。あとは純粋にかの国に経済的な余裕がないというのもある。ロシアは戦争で疲弊しているけれど、大陸中国の帰結はどうなるだろうか。経済破綻することがどういう形で社会不安につながっていくのか、にわかには想像がつかないのだけれども、日本に移民として押し寄せてくるであろうことは容易に想像ができ、それに伴う日本社会の変動は小さいものではないのだろう。