土俵。

経営者の方と会食。こういう機会が一番勉強になる。それぞれ、事業を立ち上げた人には人生のドラマがあって、がむしゃらにものごとに取り組んだ経験があって。その姿勢や難局を切り抜けるところに少なからず学ぶべきポイントがある。自分なんかはまだまだスマートであろうとしている方であり、泥臭さが全然足りない。むろん昔と今では時代が違うとも言える。それでも、もっともっと腹をくくってやれることがあるし、修羅場をくぐった経験も足りないなぁとつくづく思ってしまった。人にはそれぞれの器もあるので、器以上のものを背負ってしまうと潰れかねないし、今はことさら誰もが大切に扱われる時代なのだが、やりきったからこそ、突き抜けたからこそ見える景色もある。そういうシチュエーションと向き合いきっていないとわが身を振り返る。

自分もまた経営者の端くれとしてやってきたからこそ同じ土俵に立てる部分、共通言語で会話できる部分がある。そういう意味では、しんどいこともあれども、このステージに無理やりにでも乗っかって良かったと思う。