ジャニーズの話について。
10代のジュニアのメンバー達を推していくのは、デビュー組を推していくのとはまた少し意味合いが違うのだろうと思っている。
一概には言えないものの、女性のファン(と一部の男性もまた含まれるだろう)が彼らに向ける目線は単なるかわいい、というそれを越えて、男性が女性のグラビアアイドルにむける視線のそれに近いものがあると思うし、そういう嗜好があることを承知のうえで、ビジネスモデルとして作り上げた事務所、そしてそういう場所にわが子を送り出した親、それぞれいるのだろう。もちろん、そういうリスクを承知のうえで、身を立てる手段として芸能の道を選んだというのはひとつの選択であるし、それ自体はなんら間違っているものではない。
そこには確かに人間としての、言語化されてこなかった、明文化されてこなかった(あるいは、オブラートに包まれてきた)嗜好が存在し、それを満たすことが商いの種になっていた。そしていつしか時代の流れとともに、明るみに出て、なにかのきっかけで、問題提起された。それがこれまでの経緯なのだろうと思う。ことさらセンセーショナルに煽ぎたてる必要もないし、これまでのことを今さら掘り起こすのもそれはそれでどの当事者にとっても幸せなことではないのだけれども、同じようなことが別の業界、ジャンルでもどこかに確実に存在して、明日は我が身、というものもまたあるのだろう、と思っている。
とはいえ、、という話はまた明日。