ペナント徒然。
プロ野球も残り40ゲームを切っていよいよ佳境である。セパともにタイガース、バファローズが頭ふたつくらい抜け出しており、首位でゴールするのはおそらくこの2チームとなる可能性が高いだろう。バファローズはなによりも投手陣が安定している。タイガースはそこまで戦力的に抜きんでているわけではないが、セリーグの他のチームと比べると采配の妙に大きな差がある。この2チームがもしシリーズで激突するとなると、、現状としてはバファローズに地力があると認めざるを得ない。
マリーンズは7.5ゲーム離されているが、現有戦力を考えれば非常に健闘していると言ってもいい。長年の主力もパッとせず、期待され続けた若手も伸び悩んでいる現状、さらには佐々木朗希が今季絶望という状態ではあるが、なんとかやりくりしながら、僅差のゲームをものにしている。単純な戦力だけで勝負がつかない、というのが野球の面白さであり、マリーンズを応援する醍醐味でもある。そういう意味では見ていて楽しいシーズンを送っている。
コロナ渦を経て、WBCという後押しも得て、野球の人気自体はまた高まってきているように思う。しかしながら、野球が実際にプレーするスポーツというよりは観るスポーツに近づきつつある、というのもまた実態であろう。
老若男女が親しめるスポーツになるために、もうひと皮むけなければならないのだと思う。