経営するということ。

去年から会社経営のまねごとのようなことをやらせてもらっている。毎日いろんなことがあるし、息つく暇もない、というのは正直なところだけれども、なんとなく最近はペースがつかめてきたし、コントロールできないものは無理にコントロールしようとせず、コントロールできる部分に集中する、ということが少しずつできるようになってきた。そして、人の心を掴むためにはどうすべきか、ということも少しずつわかってきたように感じる。

難しいことではなく、当たり前のことを当たり前にやるだけなのだが、それができないでいる人が意外と多い。そして、時代とともに経営のスタイルも変わっていくものなのだが、それをキャッチアップすることなく、旧態依然とした経営をしている会社も多い。こうした部分をチューニングするだけで、良くなる部分は確実にある。東京のど真ん中で生き馬の目を抜くような業界で働くよりも、地方で当たり前のことを浸透させられれば戦える部分は多いと気づく。

社長も役員も、偉い立場の人間ではなくて、たまたまそういう立場を預からせてもらっているだけのことである。勘違いしてはいけない。社内の人間はみな対等で、常に尊敬の念をもって、尊重しなかればならないのだと思う。