天井。

今年もまた健康診断。自宅近くのクリニックで受けるのは、これで5年目になるだろうか。週末に引いた風邪が治りきっておらず、少しでも身体に負担がかかると、すぐにフラッとしてしまう感じなので、採血のあとに気分が優れなくなってしまい、ベッドに横にならせてもらった。採血はいつまで経っても苦手なのは変わらないのだが、冷や汗が出て視界がチカチカしたのは初めてのことだと思う。

 

空調のきいた部屋でベッドに寝かされて天井を見る。日ごろの自分の生活を考えると、5分と我慢していられない状況だ。いつか身体にガタがきて、入院することになったり、人生の最期を迎える前にはこういうことになるのかな、と思い、もしそうなったら、やりたいことがたくさんあるのに、やりきれないで死んでいくのは無念だな、という思いが湧き上がってきた。疲れただとか言っても、ダラダラしたり休むのは、身体がダメになってしまったらいくらでもできる。健康が全ての資本だし、身体に気をつけなければならないのはもちろんのことではあるけれども、やれる限りは頑張る、というのがあるべき姿勢なのだな、と再認識をした。

 

10分ほどで平静を取り戻し、健康診断終了。生きよう、もっと。