今年のお正月に続き、短いスパンで人間ドック。前回が年末年始の飽食によるものだったのかはわからないが、軒並み数値が改善しており、再検査の必要も消えていてなにより。やっぱり贅沢なものを食べるとわかりやすく悪化するもので、人間の身体は長年粗食によって形づくられてきたものなんだろうなあ、と思う。
しかしながら、細かい不具合は残る。肝臓の一部が再石灰化していたり、胃に小さな嚢胞があったり、喉に良性の腫瘍があったり。どれもすぐに治す必要のあるものではないのだが、歳を重ねるとさすがにオールAというわけにもいかないのだなと。
若い頃はあれほど苦手だった採血にもいつのまにか慣れてきた。以前は健康診断の数ヶ月も前からやってくるその日のことを指折り数えてはため息をついていたのだが、さすがにこの歳になってくると、痛くないようにだけやってね、というくらいの軽い気持ちしかない。もちろん当座のときは目をつぶって首を垂れて早く時が過ぎるのをひたすら願うだけなのだが、よくも悪くも図太くはなれたように思う。
さて次の人間ドックはおそらく来年になるが、それまでどんな経験を積み重ねて、どんな状況で臨むことになるだろうか。