朝が来る。
ホテルに入って温泉に浸かる。役得といえば役得なのだが、いい気分でいるうちに気の重いメールがやってきて、休み気分が一掃されてしまう。まあ仕方ないかという感じで、ベッドに寝転がり、メールの返信を書きかけて、うーんこれでは危険か、と思い直してまたパソコンを閉じる。
そうこうしているうちに電話がかかってくる。早く寝ようと思っていたのだが、話し込んでしまいついつい1時間半くらい経ってしまう。しかしながら機知に富む話ができて、精神的には深く満足して眠りにつく。
床が変わってもすんなりと入眠できたのだが、夜半過ぎ、大雨で目を覚ます。温泉の掛け流しがちょろちょろと流れる音は気持ちよく、よい子守唄になったのだが、屋根を叩く強い音に、目が冴えてしまう。最近では珍しいことなのだが、再びの眠りにはつけず、iPhoneを触りはじめ、空が明るくなりはじめた頃、少しだけまどろんで朝が来る。さあ、またいろいろと勝負する1日のはじまりだ。身震いして朝風呂に浸かる。