リスクとチャンス。

仕事でとある観光地へ。私的な旅行でも三度四度くらいは訪れたことのある場所で、自分でもこの土地のことはよく知っているはず、という自負はあったのだが、改めて仕事視点で見ると初めて気づいたことも多かった。わからないものである。

1番気になったのは、有名な観光地でありながら、ホテルがそろいも揃ってみすぼらしいことである。どれもがバブル以前に造られたもので、その後ほとんど手を加えられることなく、相応にへたっている。圧倒的なネームバリューがあるので、放っておいても稼働は高いのかもしれないが、寂しい気持ちになる。

それでも、ここ数年の流れに乗って、入れ込み客数は昇り調子なのだと聞く。それが世の中の流れなのかもしれないが、けして観光地としての質、満足度は上がっていないと思う。

もちろん、観光客の入れ込みには変動要因が大いし、そのなかでリスクを取っていくのは難易度の高いことなのだろうけど、そこにこそチャンスは眠っているのだと思っている。