GOTO①。

今年は2月の北海道以来、泊まりがけの旅行はせずじまいになりそうだが、年明けには毎年恒例のスキーに行こうかと考えており、空き状況はどんなもんかと調べてみたら、年初の三連休は埋まっているところが多く仰天した。GOTOトラベルの効果てきめんである。


周りでも、もう何度もGOTOを使って旅行している人と全く旅行しない人と二極化している。GOTOを使っている人たちはもとから頻繁に旅行に行っていた人であろう。消費活性化としては有効な施策だったといえる。


一方で、これは需要の先食いのようにも考えられる。GOTOが終われば、またパッタリと稼働率は落ちるだろう。補助金でかさ上げされた需要にあぐらをかいていては、観光業界自体の体力はどんどん衰えていく。いまの機会にGOTO終了後にもきてもらえる魅力をみせなければ、やっつけ仕事で受け入れている観光地、宿泊施設は必ずまた苦しくなる。


本当のサバイバルレースは来年なんだろう。観光業は今度こそズタズタになってしまうのかな、という心配が消えない。