覚醒。

昨夜は引越して初めて、なかなか眠れない夜を過ごした。日中、仕事でここ数ヶ月取り組んできた案件に大きな動きがあり、そのせいで脳が緊張しているのか、いつもと違って入眠のシグナルがいっこうにおきない。

そんなわけで、ベッドに横たわって目を瞑ったままに思考を巡らす。同時並行で進めているいくつかの案件のこと、春の休日をどう過ごすかということ、これからの身の振り方、、時折iPhoneのライトを点けて時刻を確認するが、普段の眠れない夜に比べて時間の経つのが速い。そして眠れないことに対する焦りの感情が起こらない。

いつしか思考は袋小路に入り込んでいき、自分でも思考のコントロールができなくなる。思考と夢の境がぼんやりとしてきて、浅い眠りに入ったことが自分でもわかる。そんなサイクルを何度か繰り返して、窓の外が明るくなってくると、また1日の始まりだ、とひとりごちる。

普段よりも頭は重いけれども、こういう日もある、しょうがないと思って、リビングに歩みでて灯りを点ける。