パラダイム。

マレーシアはクアラルンプール都市圏の平均年収が沖縄県の平均年収を超えているという。これは既に2019年の話なので、いまはさらに差がついていることだろう。東名阪の都市圏に既に並び、追い越しているとなってももう驚かないし、クアラルンプール以外のマレーシアの地方都市の平均年収も、日本の地方の自治体を超えていてもおかしくない。

 

インバウンド大復活、という感じで東京都内、京都や大阪といったわかりやすい観光地は外国人で溢れかえっている。もはや日本人のほうが少ないのでは、という感もあるし、観光客相手の商売も、日本人がまずは買えないようなプライシングが増えてきている。観光立国とは、地元住民には手の出ないようなプライスでモノやサービスを売ること、と言われるとぐうの音もでないが、そういうことだ。

 

そんな所与の条件下でどうしたたかに生き抜くかは考え直さなければならないし、発想も転換していかなければならない。そしてなんでもかんでも、楽しんでやるということが大切である。