夏、週末。

真夏の週末はまさに体力との戦いだ。ただでさえ暑いなかの平日の生活でへたっているにもかかわらず、週末もあちこちと出かけてしまう。日射しに照らされるだけならまだなんとかなるのだが、屋外の蒸し暑い空気と室内の空調の効いた空気のなかで交互に過ごせば、たちまち身体は鼻水というシグナルを出す。かといって、一日中ずっと空調をきかせて家にこもって過ごすのは精神衛生上良くないので、体力的に辛くとも予定をどんどん入れるほうが良い。このジレンマからは逃げられない。

そんなわけで、どうせ疲れるのだから、楽しく疲れなければもったいないと、今年の夏はどんどん出かけている。久しく離れていたプール、虫取り、アスレチック、例年よりもこんがりと日焼けしたように思う。夏の空を見上げる回数も多い。

これまでは個人的に夏はあまり好きではなかったけれども、今年の夏は今までよりも楽しめているような気がする。テンションの絶対値が高く、なにごとにもどんどんチャレンジするタイプの人にとっては、夏は好みの季節なのだろう。僕も遅ればせながら、ちょっとはそういう性格に近づいたかもしれない。