ポジション。

2月、3月はいつもながら仕事が忙しい時期である。だいぶいまのポジションにも慣れてきたので、残業を重ねなくともよいようにはなっているが、昼間は目が回るように忙しいし、3月末の最後の取引を終えるまで精神的にも落ち着かない時期は続く。

何シーズンも積み重ねてきて、そのなかには良いときもあったし、思うようにいかずに苦しい時期もあった。今シーズンもまた、ここまでは苦しい状況が続いている。ここ数年マーケットは過熱傾向が続いてきたが、今シーズンに至ってはその過熱ぶりがくるところまで来たか、という思いが強い。落札しなければビジネスにならないのは当たり前だが、落札したところでとうてい採算が取れるとは思えないような案件で溢れている。

マーケットの大きなトレンドからすれば、今は2008年の春の雰囲気に似ているはずだ。いや、是が非にでもそう思い込みたい。そうでなければやってられない。すなわち、これからバブルははじけ、ポジションを持っているものが痛い目を見るということだ。

ここが我慢のしどころだと思う。目先の数字に囚われたい思いを抑えて、後になってからあの時の判断は間違ってなかった、良かった、と言える展開になることを祈っている。