エネルギー。

今年もマラソンにエントリーした。もともとは子どもも生まれたことだし今年は行かなくともよいかな、なんて思っていたが、いざエントリー開始が迫ると今年も走らなければという気持ちが自然と湧いてきて、早々にエントリーのボタンをクリックしていた。ということでもう少し暖かくなれば練習を始めることになる。

普通に考えれば「走る」ことはエネルギーを使うことだが、同時にエネルギーを生み出すことでもある、と思う。特に最近は身体を動かす機会も減り、仕事もプライベートも大人しく生きているので、いったん動き出すと顕著に変化を感じる。久しぶりに身体を動かしてみると、身体のエネルギー量がどっと増えたように感じるのだ。エネルギーとは身体に蓄えられているものではなくて、生きかたによって増やしたり減らしたりできるものなのだと思う。

エネルギー量の高い人、というのははたから見ていてもわかる。あまりにも自分とエネルギー量のレベルがかけ離れた人にはついていけないと思うけれども、自分よりも少し高いエネルギーをまとう人と過ごしているといい刺激になる。人付き合いや、会社や学校と自分の関係の心地良さは、エネルギー量のレベルによって規定されるように思う。いわゆる「周りの環境」ってやつはこのことを指すのだろう。